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このブログは「2ちゃんねる」の「ニュー速vip」に投稿される「ブーン系小説」について気ままにまとめたり、感想などを書いたりするブログです。
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6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 19:26:31.05 ID:fG7tkKVbO
( ^ω^) 「さぁ~今週もやってきました!!」

( ^ω^) 「ピザによるピザのためのピザの番組!!」

( ^ω^) 「『ピザ食べたいお』の時間です!!」

( ^ω^) 「さっそくお店に行ってみましょお!!」



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 19:29:32.93 ID:fG7tkKVbO
('A`) 「いらっしゃいませ」

( ^ω^) 「今日はお世話になりますお!!」

( ^ω^) 「ご主人!!」

( ^ω^) 「こちらのオススメはなんですかお!?」

('A`) 「マルゲリータです」



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 19:32:23.50 ID:fG7tkKVbO
( ^ω^) 「こだわりのチーズを使っているらしいですね?」

('A`) 「はい。雪印です」

( ^ω^) 「雪印ですかお!!」

( ^ω^) 「って雪印ですかお!!??」

( ^ω^) 「雪印!!!!」

( ^ω^) 「こだわりの雪印!!!!!!!!」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 19:35:53.87 ID:fG7tkKVbO
('A`) 「ではどうぞ」

( ^ω^) 「ではいただきますお」

( ^ω^) 「このコク…そしてチーズの引き具合…」

( ^ω^) 「さらにはこのクリスピー感…これは間違いなく」

( ^ω^) 「雪印!!!!」

( ^ω^) 「こだわりの雪印!!!!」

(´・ω・`) 「はいカットー!いったんCM入りまーす!」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 19:57:35.15 ID:ZAhUX/gX0
終わり?


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:00:38.70 ID:ZAhUX/gX0
>>6が戻ってくるまで何か書く

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:02:51.57 ID:ZAhUX/gX0
僕はピザ通。

雑誌やインターネットでも良く知られている方だと思う。
その位、ピザが好きだ。

以前TVチャ○ピオンでピザ王に輝いた位だ。

そんな僕の驚くような、体験談を話そう。





( ^ω^)はピザを食べたいようです
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:07:03.48 ID:ZAhUX/gX0
ありきたりの有名店、そんなものはとうに食い飽きた。

僕の求めるものは通を唸らせるようなピザ。


グレート な ピザ だ



( ^ω^)「全国のピザ食べ歩きツアーもここで最後かお」


【クリムゾン・Pizza】


雑誌にも一切紹介されていない、山奥のピザ屋。
地図も番地もないお店だが、僕の嗅覚を持ってしてようやく見つけたお店だ。

はたしてこの僕を唸らせるほどのピザは出てくるだろうか?


ギィ

と木がきしむ音と共に店内に入る。

薄暗い店内は、まるで営業していないようだった。

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:10:14.99 ID:ZAhUX/gX0
(; ^ω^)「あのー……すみませんですお」


まるで反応が無い。

もう閉店?








いや、香りがする。

チーズが焦げる、生地が焦げる、肉の焼ける臭いが。

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:12:52.77 ID:ZAhUX/gX0
( ^ω^)「……」


客席は2席しかない。

まさか要予約のお店?

可能性は無くもないが、実際に臭いがする辺り営業はしているようだ。


( ^ω^)「すみませんですおーーーーー!!」


家中に響くような大声を上げてみた。


すると奥の工房らしき部屋から、ガタン という物音が聞こえた。


まさか寝てたのか?


こんな店が僕を唸らせてくれるほどのピッツァを出してくれるのだろうか?



否、そんな事はありえない。

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:18:49.34 ID:ZAhUX/gX0
(-_-)「あ、いらっしゃいませ」


ノソノソと奥から、冴えない男が顔を出した。
今までの僕の経験上、これは大外れの予感だ。


( ^ω^)「あー……やっぱりいいですお。帰りますお」

(-_-)「……はぁ?」


ロクなピッツァは出てこない、と踏んだ僕は振り返り店を出ようとする。

店主らしき男もそれを止めようとはしない。


( ^ω^)(はぁ……こんなお店がツアーの最後だなんて)


その時、さっきまで香っていたチーズ(雪印?)の臭いが、再び僕の鼻に進入してきた。

濃厚なようで鼻に付かない。
それでいて、嗅覚から味覚を刺激するかのような香り。

僕の肥えた舌が、味を想像したのか
口の中でよだれが湧いてくるのを感じた。


( ^ω^)「……」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:21:45.54 ID:ZAhUX/gX0
僕は店を出ようとしたが、そのまま椅子に座り込んだ。


(-_-)「……あの?」


店主がポカンとした顔で僕を見ている。


一度、「出て行く」と言った手前、非常に気まずい。


(# ^ω^)「ボケッとしてないで、さっさとピッツァを出すお!」

(-_-)「……え?」


いきなりの逆ギレに店主は困惑したのか、
裏返った声でそう言った。


(-_-)「……お食事ですか?」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:24:26.32 ID:ZAhUX/gX0
(# ^ω^)「そうだお!メニュー表を持って来いお!」


仕方が無い、最後の最後で食べないと言うのもシャクに触る。

食べてボロクソに批評してやろうじゃないの。


(-_-)「当店はミートマルゲリータしかメニューはありません」


呆れた。

マルゲリータのみ?

確かにピッツァの味を吟味するには、マルゲリータが一番だ。

僕が頼もうと思っていたのもマルゲリータだが、
それを専門で扱うと言う事は、相当な自信が無ければ無理な芸当だ。

この店には100年早い。



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:27:54.47 ID:ZAhUX/gX0
( ^ω^)「いいだろうお、マルゲリータを食してやるお」

(-_-)「ご注文ありがとうございます」


店主はそう言うと、奥の工房へと入っていった。


( ^ω^)(ふん……)


改めて店内を見回す。

流木を使った店内、今更ながら付いた照明も裸電球1個のみ。
気味が悪いと言うか、趣味が悪いと言うか。

流行りそうもないな。

そう思った。

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:30:40.51 ID:ZAhUX/gX0
しばらくすると、奥の工房からいい香りが漂ってくる。


先ほど嗅いだチーズ(雪印?)の香りにプラスして、
生地を焼いている香りも漂ってくる。

今までに嗅いだ事の無い香りだ。

何故か食欲をそそる。


( ^ω^)(……)


表面ではロクなピッツァが出てくるはずが無い。
と言いながらも、内心の期待は膨れ上がっていった。



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:33:26.59 ID:ZAhUX/gX0
(-_-)「お待たせ致しました」

(# ^ω^)「ふん」


丁寧に運ばれてきたマルゲリータを、奪い取るように受け取る。

目の前にして、さらに強烈な香りが僕の鼻を刺激した。


(* ^ω^)(く……たまらんお)


見た目は普通のミートマルゲリータ。

だが、僕の目には神々しく映し出される。


(* ^ω^)「く、食ってやるお」

(-_-)「お熱いので御気を付けて」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:37:07.28 ID:ZAhUX/gX0
ナイフとフォークでピッツァを切り、口へと運ぶ。



(*********^ω^*********) モグモグ


美味!

これはヤバイ。


アツアツの生地に、トローリとろけるチーズ。
ここまでは素材に拘れば、どの店でも再現できる。

だがしかし!

このミートととのマッチングは、表現しようが無い。


少しの酸味と、肉の甘味。
生地のカリッとした食感に、モッチリとしたチーズが覆いかぶさる。


(* ^ω^)「う、うま……」

(-_-)「……」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:41:09.10 ID:ZAhUX/gX0
美味いと言い掛けて、言葉を飲み込んだ。

先ほどまでの僕の言動、態度。


食べた後だからこそはっきりと見直せる。

僕が言うべき言葉は、美味いの前に……


( ^ω^)「先程の言動、お詫びを申し上げますお。
      このピッツァ、味・香り・食感。感服致しましたお」

(-_-)「いえいえ、私の方こそ接客態度に問題がありました」

( ^ω^)「食べた後で言うのも気が引けますが、失礼しましたお」

(-_-)「いえ、お食事を楽しんでいってください」

( ^ω^)「良心に感謝致しますお」




37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:45:33.35 ID:ZAhUX/gX0

食べる、食べる、食べる。

今の僕にはそれしか考えられない。


ひたすら口にピッツァを運びこむ。


( ;ω;)(感動的だお)


完食までに10分と掛からなかった。



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:48:48.46 ID:ZAhUX/gX0
( ^ω^)「あー、食った食った」


皿に残ったソースを舐めて、一滴の残りカスも無い。

完食を見計らってか、店主が奥からやってきた。


(-_-)「お粗末様でした、食後のコーヒーです」

( ^ω^)「ありがとうございますお」


皿を下げる代わりに、小さなコーヒーカップがテーブルに置かれる。

その、コーヒーをすすりながら僕は思った。


( ^ω^)(また、ここに来よう)




39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:50:49.95 ID:ZAhUX/gX0
( ^ω^)「お愛想をお願い致しますお」

(-_-)「ありがとうございます」


店内には、レジは見当たらない。

僕は財布の中から、1万円札を取り出すとそのまま店主に渡そうとする。


このお店ならば、恥じらいも気取りも無く
心からこう言える。


( ^ω^)「お釣りはいらないですお」

(-_-)「……」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:54:03.39 ID:ZAhUX/gX0
嫌味ではない。

1枚でも足りないかと思ったくらいだ。


(-_-)「……よ」

( ^ω^)「?」


僕は一万円札を前に突き出しながら、
店主が何を言おうとしてるか、聞き取ろうとした。


(-_-)「丁度、材料が無くなるとこだったんですよ」


そんな事か。


( ^ω^)「これでまた仕入れてくださいお」


さらに一万円札をズイと差し出す。


(-_-)「少々お待ちください」


店主はお金を受け取らず、そのまま奥へと入っていった。

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:56:09.70 ID:ZAhUX/gX0
( ^ω^)「?」


次に店主が奥から出てきた時には、
その手に凄まじい大きさの包丁が握られていた。


(; ^ω^)「え?」

(-_-)「お代は要りません」



店主は



その包丁を



僕に


深々と



突き刺した


42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:58:06.58 ID:ZAhUX/gX0
ああ、そうか


僕の食べていたピッツァ。


今まで食べた事が無い味がしたわけだ。


だってだって……






(-_-)「これでまたピッツァが作れる」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/11/14(水) 20:58:58.94 ID:ZAhUX/gX0
僕?



今は何処から話しているかって?




それは




君の




胃の中さ





( ^ω^)はピザを食べたいようです ~完~

48 名前: ◆3m0SptlYn6 []:2007/11/14(水) 21:04:56.60 ID:ZAhUX/gX0
スレ汚し失礼致しました。




よし、会社から書き込み終了!

帰宅します
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