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このブログは「2ちゃんねる」の「ニュー速vip」に投稿される「ブーン系小説」について気ままにまとめたり、感想などを書いたりするブログです。
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4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 21:52:38.38 ID:GygOKw6/0
やあ (´・ω・`)ようこそ、バーボンハウスへ。
このテキーラはサービスだから……
って、このテンプレを見た途端スレを閉じようとしたそこの君、ちょっと待ってくれないか。

うん、釣りじゃなく大真面目なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、このスレタイを見た時君は、きっと言葉では言い表せない

「向上心」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐としたブーン系の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このスレを立てたんだ。

じゃあ、レクチャーを始めようか。


(´・ω・`)「と言う訳で、これからブーン系を書く上で知っていると特になるであろう。
       また、最低限知っておくべき事を書き記していこうと思う」

( ゚∀゚)「けどよ、こういったスレはもう幾つかあるんじゃないのか?」

(´・ω・`)「だね。だけど、それらも最近は埋もれてきた感が否めないだろ?
       最近になって参入した人の中には、存在すら知らない人も多々いるだろうし。
       もちろん、既存の物とは違う点も作っていこうとは思っているよ?」

( ゚∀゚)「そんなもんか? ……まぁ、とりあえず始めようぜ。
     読む側としちゃ為になれば何だっていいだろ」

(´・ω・`)「うん。書く側としても、それが一番だけどね」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 21:54:04.99 ID:GygOKw6/0
1:ブーン系を書く前に

( ゚∀゚)「……なぁ、何なんだ? このタイトル」

(´・ω・`)「読んで字の通りさ。物語ってのは、行き当たりばったりで成功するほど甘くないからね。
       入念な下準備こそが、名作を生む。また作者が書きたい物を書くには必要不可欠なんだよ」

( ゚∀゚)「けどよ、ギャグとかはそう言うのをやると駄目になるって、よく言われるぜ?」

(´・ω・`)「確かに良く聞くね。だけど思い出して欲しい。ちょっと前に行われたギャグ祭りの事だ。
       明らかな『ながら投下』がいたよね。たしか初日だったっけ?」

( ゚∀゚)「あぁ……そういやそんなのいたな」

(´・ω・`)「アレが投下を終えた後は、決まって空気が凍り付いてたでしょ?
       あの時はそう言うのを予想して、繋ぎのネタを考えている人がいたけど」

( ゚∀゚)「それでも、あの空気はちょいと酷かっただろ。
     ただでさえギャグってのは、投下時の空気で出来が左右しちまうってのに」

(´・ω・`)「あれは、勢いで書いたって言う典型だね。
       彼が体現してくれたように、どんな作品、ジャンルでも下準備は重要って事さ。
       まぁ、例外がないとは言わないけどね」


(´・ω・`)「上述の通り、正真正銘の下準備無しでは、作品を書き上げる事さえ困難になってしまう。
       準備の度合いは人それぞれだけど、名作には必ず強固な土台があると言う事を忘れないで欲しい」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 21:55:39.45 ID:GygOKw6/0
1-1 プロット


( ゚∀゚)「なるほど。……で、具体的にはどんな下準備が必要なんだ?」

(´・ω・`)「まず当然ながら、何を書きたいか。具体的にはジャンル、プロットってな感じにね」

( ゚∀゚)「ジャンルってのは、説明するまでも無いよな。恋愛やほのぼの、戦争にファンタジーとかの事だ」

(´・ω・`)「で、プロットって言うのは、つまり構想。物語の大まかな流れの事を示す」

( ゚∀゚)「つまり、起承転結って事か?」

(´・ω・`)「それが最低限のプロットになるかな。じゃぁ、一度起承転結でプロットを立ててみようか」


起:ある日彼女が最終兵器にされる

承:彼女が戦場に行ってしまう

転:戦争は規模を拡大の一途

結:僕達は恋していく

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 21:57:06.61 ID:GygOKw6/0
(;゚∀゚)「これは……」

(´・ω・`)「色々と突っ込み所はあるだろうけど、今回はそれはスルーしてくれ。
       さて、これを読んでどう思った?」

( ゚∀゚)「凄く……適当です……」

(´・ω・`)「だろうね。じゃぁ今度はどうかな?」

起:ある日彼女が最終兵器にされる
 :主人公は2人でどこかへ逃げようと提案する
 :何のかんので失敗。彼女は本格的に軍の管理下へ

承:彼女は戦場に行ってしまう
 :心を痛めた彼女は、次第に人としての心を失っていく
 :彼女は兵器としてはとても有能で、戦争は拮抗状態に

転:よって、戦争は規模の拡大の一途となる
 :それにより、彼女の殺人の数は増大
 :余りに多くの人を殺した彼女は、既に人の心を失っていた

結:彼女と主人公再会
 :紆余曲折を経て彼女は人の心を取り戻す
 :地球は限界を迎えており、その原因である人類終わらせるのが彼女の使命
 :残されたのは彼女と主人公だけ。2人っきりで宇宙に。僕達は恋していく


(´・ω・`)「これならどうだい? 原作から微妙にズレがあるかもだけど気にしないで欲しい」

( ゚∀゚)「おぉ、これなら分かり易いし、書き易そうだな」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 21:58:43.35 ID:GygOKw6/0
(´・ω・`)「だろう? このように、プロットって言うのは細かく組み立てておいて、損はないよ。
       ……だけど、どこか薄っぺらい感じがしないかい?」

( ゚∀゚)「……そう言われれば」

(´・ω・`)「それにもやはり、理由がある。次はそれを説明しよう」



1-2:世界観

(´・ω・`)「さて、薄っぺらく見えた原因だけど……」

( ゚∀゚)「思いっきりタイトルでぶっちゃけたな。なるほど、世界観ね」

(´・ω・`)「世界観って言うのは、言わば『世界の設定』で、これが無いと物語は凄い事になってしまうんだ」

( ゚∀゚)「……どう、凄い事になるんだ?」

(´・ω・`)「うん、こんな感じかな」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:00:11.21 ID:GygOKw6/0
(#^ω^)「うぉぉぉぉぉ!」

S字型の武器、ショテルを振り回しながら、ブーンは敵陣深くに斬り込んだ。
歪曲した刃は、いとも容易く敵兵の首を跳ね飛ばしていく。
いける。これなら勝てる。

そう、ブーンが思い始めた時だった。
彼の左から、光の弾丸が襲い掛かっていた。
それに気付き、ブーンが必死に身を捻るも、及ばない。
光弾が、彼の脇腹を穿った。

( ゜ω゜)「モルスァ!」

激痛がブーンを襲い――それでも彼は体勢を立て直した。
同時に剣を振るい、更に飛来する追撃を斬り落とす。

('A`)「やっぱり、こんなのじゃぁ倒れてくれないか」

(#^ω^)「……っ! 当たり前だお!」

('A`)「……仕方ねぇな。コイツは使いたくなかったんだが……」

そう言うと、ドクオは右手に構えていた銃を左手に移す。
そして、空いた右手を天高く掲げ、指を高らかに鳴らした。

同時に、大地が隆起する。
地下深くに潜んでいた『何か』が姿を現そうとしていた。

('A`)「最新鋭の巨大ロボット、蛇死露(タシロ)だ。お前如きに勝てるかな?」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:01:15.07 ID:GygOKw6/0
(;゚∀゚)「これは酷い」

(´・ω・`)「まぁ、これは世界観が無いというよりは、色んな世界観をごっちゃにした結果なんだけど、
       とにかく、作品を矛盾無く書く上で世界観ってのは必要不可欠なんだよ」

( ゚∀゚)「さっきのプロットに付け加えるなら」

:時代は現代か近未来、もしくはパラレルワールド的な世界(科学技術を見る限り、パラレルか?)
:世界規模の戦争(三度目の世界大戦?)が続いている(もしくは始まった)
:そんな中での、主人公とヒロインの恋や成長の物語

( ゚∀゚)「てな感じだな。……ところでショボン」

(´・ω・`)「なんだい?」

( ゚∀゚)「まだ不完全に見えるのは俺だけか?」

(´・ω・`)「安心しなよ、それが正解だから。次はその理由を説明しようかな」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:02:45.93 ID:GygOKw6/0
1-3:人間原理と言う言葉を知っていますか?

( ゚∀゚)「……何このタイトル」

(´・ω・`)「まぁまぁ、それにはちゃんと意味があるんだよ。
       そして、世界観を決めたにも拘らず不完全に見えた理由だけど……、簡単な事なんだよ」


(´・ω・`)「だってさ、登場人物が1人もいないもんね」

( ゚∀゚)「……そういや、物語の流ればかりで人間が1人もいなかったな」

(´・ω・`)「物語ってのは、人がいてこそ成り立つんだ。演劇だって、役者がいないと話にならないよね」

( ゚∀゚)「なるほどね。じゃぁ今度は、さっきのプロットにはどんな人物がいればいいのか、って話になってくるよな」


主人公(仮):48歳、大魔法使い。頭部が不毛の地

彼女(仮) :29歳、売れ残り。貴腐人


( ゚∀゚)「これじゃぁ、どうにも話が進まないもんな」

(´・ω・`)「そう言う事だね。参考までに、さっきのプロットの元となった作品のジャンルは、『セカイ系』って言ってね」

( ゚∀゚)「セカイ系?」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:04:21.63 ID:GygOKw6/0
:とりあえず、何か馬鹿でかい問題が起こってる
:しかし、その原因等は全て不明。主人公はあくまで自分の周りを『セカイ』と認識している故(セカイ系の名の由来)
:そんな中、主人公とヒロインが生きていく。(ぼくときみ、と表記される。即ち、この2人は1セットと考えたほうがいい)

(´・ω・`)「簡単に説明するとこうだね。こんな感じに『ジャンル』が明らかになると、
       どう言うキャラクターを充てればいいか分かってくるよね」


( ゚∀゚)「これはつまり、『各ジャンルには、それに合った登場人物像がある』って事だからな」

(´・ω・`)「ちょっと例を挙げてみると」


先程のプロット:主人公、18歳、学生で陸上部。成績優秀
       :ヒロイン、18歳、学生でお馬鹿、『最終兵器』、終盤で殺人の過多により人間を超越した物の見方になる

恋愛:基本は学生、青年代。   極々稀に中高年

(´・ω・`)「セカイ系は学生や青年代が多いよね。恋愛も同じかな。
       また、彼女が達観~の設定は、『彼女が地球を終わらせる』と言う展開で必要不可欠な物でもあるよね」

ファンタジーや戦争:幅広い年代が可能。主人公は若者が多い

( ゚∀゚)「敵の黒幕や師匠的な存在は、初老の人間が多いよな。
     なんか指摘が来そうだから先に言っとくが、某アルファはどっちかって言うと一人称形式の戦記物だと思うぞ。
     大昔って設定の話だから、どうしても戦毎に時間が空くしな」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:06:03.05 ID:GygOKw6/0
(´・ω・`)「……と、もう気付いている人もいるかもしれないけど、
       今までは比較的『普通の物語』を書く時の話をしていたんだよね」

( ゚∀゚)「……ってぇと、どういう事だ?」

(´・ω・`)「こと登場人物に掛けて、ブーン系は特異なスタイルをしている。そういう事だよ。
       即ち、既存のキャラクターを使う必要があるって事さ」

( ゚∀゚)「あぁ、なるほど。つまりはこういう事か」


――人が、燃えていた。町も、燃えていた。今、1つの国が燃えていた。
その地に生きた者全ての記録を抱いて、国は死のうとしている。

川#゚ -゚)「よくも! よくも裏切ったな!」

( ^ω^)「無駄だ。貴様如きの刃では、私を捉える事など、不可能だ」

川#゚ -゚)「黙れ! 何故こんな真似を!」

( ^ω^)「古来より戦で負け知らず、異能の者共が織り成す国……。
       それはこの時代において、邪魔な存在他ならないのだよ」

川#゚ -゚)「だからか!? だから全てを滅ぼすと言うのか!」

( ^ω^)「その通りだ。お前のような優れた戦士は、特に念入りにな」


(´・ω・`)「……これは酷い」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:07:33.30 ID:GygOKw6/0
( ゚∀゚)「そう言うなって……。まぁ上の作品には、
     ほぼ間違いなく叩かれるであろう。そんな点があるよな。
     つまり、( ^ω^)と川 ゚ -゚)のキャラがぶっ壊れている点だ」

(´・ω・`)「たまに例外もあるけど、それはあくまで例外。上の奴の場合、特に深い理由がある訳でもなし、
       ただ格好いいから程度の理由で、そう言うキャラ付けになっているのが見え見えだから尚悪いね」

( ゚∀゚)「( ^ω^)は基本馬鹿な奴、川 ゚ -゚)は名前の通りクールな奴って前提があるからな。
     それを守らなきゃいけないのが、ブーン系の特異な所だな」

(´・ω・`)「ただ、それを順守するだけじゃぁ、面白みがないよね。
       だから、ここで幾つかキャラを立たせる為の手、みたいのを書いていこう」

1:解釈の仕方を変える

(´・ω・`)「ねぇジョルジュ、( ^ω^)のキャラクターってどんな風だっけ?」

( ゚∀゚)「あ? そりゃ馬鹿でノロマな奴とか……」

(´・ω・`)「そうかい。だけど、彼には『ブーン!』って言う特技があったよね。
       それだとノロマって設定はおかしくないかな?」
       
( ゚∀゚)「……と、こんな時に活きてくるのが解釈の仕方だ。例えば……」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:09:12.99 ID:GygOKw6/0
( ^ω^):『特技はブーン!』『馬鹿』『ノロマ』

作者1:足は速いが不器用な奴。ノンビリ屋な為馬鹿に見える
作者2:走り方が特異。優しい奴、だがそのため馬鹿にされがち


(´・ω・`)「こんな感じに、作者1は『ブーン!』を足が速いと解釈した。
       だけど、作者2はそれをただの走り方と解釈したね」

( ゚∀゚)「また、作者1はノロマをノンビリ屋と解釈して、それを馬鹿に結びつけた。
     だが、作者2はノロマを『優しい』と解釈した。そして、ただ馬鹿なのではなく、『馬鹿にされる』と設定したな」

(´・ω・`)「こんな感じに、デフォルト設定の解釈の仕方を変えると、そのキャラクターは新鮮味を帯びてくる。
       狙ってやる事でもないのかもしれないけど、覚えておいて損はないよ」

2:『デフォ設定』+『だが本当は~』

(´・ω・`)「ところでジョルジュ、君はおっぱいが好きかな?」

( ゚∀゚)「たりめぇだろうが! そもそも俺はそういう設定だしな!」

(´・ω・`)「本当に?」

( ゚∀゚)「……は? どういう……」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:10:44.29 ID:GygOKw6/0
(´・ω・`)「ブーンやドクオには、それぞれの語尾や口癖がある。
       ツンやクーも特徴的な性格をしている。だが、君はどうだ?」

( ゚∀゚)「な……何を……?」

(´・ω・`)「口調はせいぜい強気な若者程度。さしたる性格設定も無い。
       そんな中途半端なAAである君が生き残る術は、ただ1つ。
       ポーズでもいい。『おっぱい!』によってキャラを立てるしかなかった。
       違うかな?」

(  ∀ )「……」


(´・ω・`)「……てな感じに、デフォルト設定の下に、なんらかの深い理由や本性を潜らせておく。
       そうすると、キャラが深いものになるよね」

( ゚∀゚)「ったく、いきなり何やらせんだか……」

(´・ω・`)「この手法は、やろうと思えば誰にでも出来る事だよね。
       物語の進行につれて、少しずつ内面を明らかにしていけば、続きが気になるwktk感。
       つまり次も読もうって気持ちにさせられるからね」

( ゚∀゚)「分かりやすい例を挙げるなら、お馴染み『ひぐらし』の『竜宮レナ』なんかその典型だな。
     過去のトラウマから、本性を隠して虚偽の自分を装うってな」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:12:31.50 ID:GygOKw6/0
3:どれか1つだけを使う

(´・ω・`)「これは文字通り、いくつかある設定の内、どれか1つを使うってだけだね」

( ゚∀゚)「分かりやすく言えば、語尾に『お』が付くだけで、ピザでも馬鹿でもないブーンとかがそうだな」



(´・ω・`)「最後に、『表面上○○、だが本当は××』のパターンを幾つか挙げてみようと思う。
       参考にしてくれたら嬉しいな」

:過去の事件等から、現在の自分を偽っている。 例、竜宮礼奈

:過去の事件等から、性格が捻じ曲がってしまった。例、『missing』の『空目恭一』

:何らかの思想を持っており、その為に自分を偽る。例、デューク東郷

:何らかの使命によって、その為に本来の自分を偽っている。 例、某ルージアル


( ゚∀゚)「これで物語の根底である『設定』『流れ』『登場人物』が揃ったな。
     これらが揃って、ようやく書き始める事が出来るわけだ」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:14:09.60 ID:GygOKw6/0
おまけ:ブーン系小説を書く前に

( ゚∀゚)「……何これ?」

(´・ω・`)「見ての通り、ブーン系『小説』を書く為のレクチャーだよ。
       最近は、地の文やらなんやらにとやかく言う人が増えてきたからね。
       一応知っておいた方がいいかな、と思ってね。これも書く前に覚えておくといいかもよ」

( ゚∀゚)「そう言う事か。まぁ、実際小説のルールなんて、読む物読めばすぐに分かる程度のモンなんだがな」

(´・ω・`)「うん、だからこのオマケはチャッチャと終わらせるつもりだよ」

お-1:句読点

(´・ω・`)「言うまでも無い事だけど、文章には(、)(。)って物が必要だね」

( ゚∀゚)「付け方なんかは小学校でも習うだろうし、本読んでるうちに分かるだろうが、一応解説しとくぜ」

(´・ω・`)「まず句点(。)だ。これは簡単だね。文章の最後に付ければいいだけだよ」

( ゚∀゚)「しかぁし、会話文の最後にはつけなくてもいいから注意しような」


( ^ω^)「把握したお。」


(´・ω・`)「↑みたいのが駄目な例だよ。覚えておこうね」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:15:45.85 ID:GygOKw6/0
( ゚∀゚)「次に読点だ。コイツは案外フィーリングで付けてる人もいるんじゃねぇのか?」

(´・ω・`)「アルファさんなんかは、結構特徴的な付け方だよね」

( ゚∀゚)「とりあえず、『ここで一旦区切り』みたいな感じの場所で使っとけ!」

(´・ω・`)「僕の小学校では、読んでみた時に1秒空ける時は読点。2秒空ける時は句点って習ったよ」

(;゚∀゚)「……それこそ人それぞれだろうに……」

(´・ω・`)「ちなみに、読点は打ち所を間違えると意味が変わってしまうから注意しよう」


『黒い、大きな棍棒を持ったショボン』『黒い大きな棍棒を、持ったショボン』


( ゚∀゚)「性的な意味で、を付けると意味が変わる文章って多いよな」

(´・ω・`)「ぶち殺すぞ」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:17:23.30 ID:GygOKw6/0
お-2:三点リーダ

(´・ω・`)「……」

( ゚∀゚)「……」

(´・ω・`)「……何か喋りなよ」

( ゚∀゚)「こんな感じに、沈黙を際立たせたい時や、間を持たせたい時に『……』を使うんだ。
     『・・・』じゃなくて、『……』だからな」

(´・ω・`)「ところでさ、こんな些細な事で愚痴愚痴言う奴って何なの?」

(;゚∀゚)「ま、まぁほっといてやれよ……」


お-3:ダッシュ

(´・ω・`)「――君は、ダッシュと言う記号を知っているかな?」

( ゚∀゚)「……なんだよ急に」

(´・ω・`)「いや、ダッシュの使い方の1つを試してみたんだ。
       こんな風に、話の始まりにダッシュを使う人は少なくないよね」

( ゚∀゚)「でも、ダッシュの使い方って他にもあるよな?」

(´・ω・`)「あぁ、1つは補足文を加えたりする時にも使うね」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:19:06.80 ID:GygOKw6/0
我々の中に、裏切り者が――それも、既に多くの仲間を殺した者がいると言うのか。
馬鹿げている。全くもって、馬鹿げている。
だが、何故だろうか。それを否定しきれない自分がいた。

(´・ω・`)「この場合、裏切り者に、多くの仲間を殺したって言う補足をしているよね」

( ゚∀゚)「あと、読点じゃ表せないような間を出したい時にも使うよな」

(´・ω・`)「え? そうなの?」

全方位、360度から矢がジョルジュを目掛け打ち出され――それら全てが、彼の一撃の下に跳ね飛ばされた。

( ゚∀゚)「てな感じにな。某ハルヒでは、沈黙と言う『間』を表現するのに使ってるから間違いではないぜ」

(´・ω・`)「そうそう、言い忘れてたけど、――は『伸ばし』にも使うから覚えておいてくれ」

( ゚∀゚)「何をするだぁ――――! ってな感じにな」


お-4:感嘆符、疑問符

( ゚∀゚)「俺達は、今こそおっぱい教を世界に広めるべきなのだ」

(´・ω・`)「な、なんだジョルジュ、いきなり何を言っているんだ」

( ゚∀゚)「……何この、練習期間の足りなかった演劇みたいなgdgd感は」

(´・ω・`)「見事なまでに感情が表現されてないよね。それも全て、感嘆符や疑問符が無いせいなんだ」

( ゚∀゚)「ちなみに『!』や『?』の事だぜ」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:20:57.87 ID:GygOKw6/0
~リテイク~

( ゚∀゚)「俺達は!!! 今こそおっぱい教を世界に広めるべきなのだ!!!!1」

(´・ω・`)「な、なんだジョルジュ?? いきなり何を言っているんだ!!?」

( ゚∀゚)「……今度は、何か文化祭で頑張りすぎた演劇みたいになってんなぁ、オイ……」

(´・ω・`)「このように、『!』『?』は付け過ぎると一気に駄目になるから注意しようね」

~リテイク2~

( ゚∀゚)「俺達は! 今こそおっぱい教を世界に広めるべきなのだ!」

(´・ω・`)「な、なんだジョルジュ? いきなり何を言っているんだ!?」

( ゚∀゚)「ようやくまともになったな。感嘆符、疑問符はせいぜい2つが限度だろうな」

(´・ω・`)「注意すべき点は、『!』『?』の後は、文末以外1つスペースを設ける必要があることだよ。
       あと、感嘆疑問符(!?)は半角にした方がスッキリするよ」


(´・ω・`)「さてと、これでブーン系を書く前に覚えておきたい事は、粗方出し終わったかな」

( ゚∀゚)「いよいよ書き始めだな」

(´・ω・`)「だね。と言っても、書き始めたらまた注意すべき事が多々あるんだけどね」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:18:40.96 ID:wyF9+nNr0
http://vip.main.jp/end/45-top.html
既出で間に合ってます
しかもこっちは豆男が書いてるんだし

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:23:44.65 ID:GygOKw6/0
(´・ω・`)「最初の方に書いたけど、このスレッドでは、豆男さんが書き切れていない所を書くつもりでいるんだ。
       だから生暖かく見守って欲しい」

2:ブーン系を書いてみよう!

(´・ω・`)「さて、作品の世界観は用意できたかな?」

( ゚∀゚)「おっぱいこそが至上の世界だ!」

(´・ω・`)「実際にはもっと細かい設定がいるから注意しよう。
        じゃぁ、キャラクターの設定は出来たかな?」

( ゚∀゚)「巨乳! 貧乳! 美乳! そしてつるぺただぁぁぁぁ!」

(´・ω・`)「大概にしないとぶち殺すぞ。最後にプロットは組めたかい?」

( ゚∀゚)「俺が究極の美乳を捜し求める旅だぜ!」

(´・ω・`)「よろしい。それじゃぁ早速書いてみよう」

( ゚∀゚)「……」

(´・ω・`)「……どうしたんだい?」

(;゚∀゚)「いや……、どう書いたらいいか分からねぇ……」

(´・ω・`)「どうしてだい? ちゃんとプロットも立てたんだろ?」

( ゚∀゚)「なんと言うか、書き始めが思いつかないと言うか……」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:25:14.19 ID:GygOKw6/0
(´・ω・`)「うん、よくある事だよね。幾らプロットを立てていても、それが及ばないような細部は書く都度決めていく必要があるからね」

( ゚∀゚)「でもよぉ、何か解決策とかないのか? ここさえ切り抜ければババッと書ける自信があるんだが……」

(´・ω・`)「勿論あるよ。とても簡単なのがね」

( ゚∀゚)「マジか! 一体どんな!?」

(´・ω・`)「それはね……、『とにかく書いてみる事』さ」

( ゚∀゚)「……は? そんなのでいいのか?」

(´・ω・`)「本当さ。詰まった時は、とにかく何でもいいから書くのが大事なんだよ。
       まぁ、実際に試してみれば分かるよ。例えば……」


ξ゚⊿゚)ξ「――大変! 遅刻しちゃう! 転校初日からそんな事から何で目覚ましがぶっ壊れてるのよー!」


(´・ω・`)「どうだい? これなら続きが思いつくだろ? まぁ、これは相当テンプレートな書き出しだけど」

( ゚∀゚)「おぉ、確かに」

(´・ω・`)「何か書けば、続きが生まれるだろうし直すべき所も出てくる。でも、ゼロからは何も生まれないよね」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:27:04.70 ID:GygOKw6/0
2-1:○人称

(´・ω・`)「やぁ、筆は進んでるかい?」

( ゚∀゚)「おうよ、絶好調だぜ!」

(´・ω・`)「じゃぁちょっと見せてもらおうかな」

――この世界には、必ずいる筈なのだ。
ギリシャ彫刻の美しさをそのまま閉じ込めたような、美乳の持ち主が。
俺は、その子を捜し求め生きていく事を、神に誓ったんだ。

――この物語は、1人の変態と、幾人かの女の子達の物語――

(´・ω・`)「ハイボッシュート! 今すぐ全て選択してデリートしちまえ!」

(;゚∀゚)「何ィ! 幾らなんでも早くね!?」

(´・ω・`)「最初の三行は特に問題はない。普通の一人称の書き出しだ。
       だが、その次の一文はどう見ても『三人称』じゃぁないか」

(;゚∀゚)「え……何かマズかったか?」

(´・ω・`)「通常、1つの作品で人称が変化するのはタブーだよ。常識中の常識だろ?」

( ゚∀゚)「……」

(´・ω・`)「どうしたんだい?」

( ゚∀゚)「いや、何でブーン系のレクチャーでそれを言うかなー、って」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:28:37.60 ID:GygOKw6/0
(´・ω・`)「ん? いやね、この回では人称について語ろうと思ってたんだけど、
       ただ普通に書き出しても芸がないだろ?
       時にはワンクッション置いて話を進める事が、物語を書く上では大事なんだよ」

( ゚∀゚)「つまり、展開が特急の三部よりも、日常パートとかがある四部の方がいいと」

(´・ω・`)「不等号厨自重しろ」

一人称:主人公の視点。
三人称:通称神様の視点。完全な傍観者のもの。

(´・ω・`)「言い忘れてたけど、地の文って言うのは会話文以外の文の事を言うんだよ」

( ゚∀゚)「一人称ってのは、主人公の視点から書いてるから心情描写に特化しているな。
     その代わり、主人公の知りえない情報なんかは書けないから注意が必要だ」

(´・ω・`)「三人称はその対極で、物語の中で起こっている事全ての詳細が書けるけど、
       心情の描写が欠けてしまう傾向にあるね」

( ゚∀゚)「そう考えると、2つの人称が使い分けれるブーン系はお得じゃね?」

(´・ω・`)「そう言う考え方も出来るね」


45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:30:21.61 ID:GygOKw6/0
おまけ:二人称

( ゚∀゚)「ところでさ、何で『一』人称と来てるのに次が『三』人称なんだ?」

(´・ω・`)「ちゃんと『二人称』って言うのもあるよ? 英語の授業で習わなかったかい? 『I You It』って。
       二人称はYouに当たるね。つまり、語り掛けるような形の文章が二人称って言えるね」

( ゚∀゚)「代表作は『しぃの手紙』とかがそうだな。普通二人称だけで話を書こうだなんて思わねぇよな……」

(´・ω・`)「ちなみに、四人称なんてのも存在するよ。定義が難しいけど、『集団の人称』とでも言うのかな」

( ゚∀゚)「説明すると長くなっちまうから、気になる奴は自分で調べてくれな」


2-2:面白味

(´・ω・`)「さて、ここでは『面白味』について語っていくんだが……
       ところでジョルジュ、一概に面白いと言っても、その『面白味』は作品ごとに違うよね」

( ゚∀゚)「確かに、バイオテロとひぐらし、どっちも人気作品だけど、どこか違う感じがするよな」

(´・ω・`)「『面白味』にも色々あるって事だね。それじゃぁ、具体的な例を挙げてみようか」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:31:58.39 ID:GygOKw6/0
( ゚∀゚)「まず定番『萌え』だな。ツンデレとかロリとか素クールとかロリとかヤンデレとかロリとかショタとかな。
     例を挙げようとも思ったが、余りに数が多すぎてどれを挙げていいのやらだ」

(´・ω・`)「次に『燃え』かな。例を挙げるなら、とりあえず『btcm』かな?」

( ゚∀゚)「そして『驚愕』なんかも面白味だな。何かの真相が明らかになった時とか、『驚愕』するよな。
     どんでん返しや展開の上手い作者……、代表作はポケモンとその作者の作品って所でいいか」

(´・ω・`)「まだまだあるよ。『知識』なんかもそうだね。
       自分が知らなかった雑学なんかが書かれていると、ちょっと驚いたり感心したりするだろ?」

( ゚∀゚)「この他にも沢山あるぜ? 『恐怖』とか『絶望』とか。
     ところで日本人はバッドエンド好きってよく言うよな。
     某携帯小説なんかが売れる理由もそこだな。人の不幸は蜜の味って奴だ」

(´・ω・`)「読んでいると気付くかもしれないが、とにかく『面白味』と言うのは、人の心を動かす事にある」

( ゚∀゚)「そこを意識して書くと、いい作品が書けるかもだぜ」

2-3 足し算

(´・ω・`)「ところでジョルジュ、インパクトのある演出や作品は、どうすれば作れると思う?」

( ゚∀゚)「何だよイキナリ。……そうだな、とりあえずおっぱいを付けときゃ何とかなるんじゃね?」

(´・ω・`)「……」

(;゚∀゚)(……ヤベェ、流石に怒ったか?)

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:34:01.71 ID:GygOKw6/0
(´・ω・`)「うん、それも正解の1つだね」

(;゚∀゚)「mjsk?」

(´・ω・`)「mjsy。それと言うのも、インパクトのある演出や作品を作るには、『足し算』をする必要があるのさ」

( ゚∀゚)「足し算?」

(´・ω・`)「そう、足し算。簡単に説明すると、『普通な何か』+『普通じゃない何か』って感じかな。
        じゃぁ例を挙げてみようか。例えば……」

アルファベット=戦争+アルファベット型の武器

村人A=ファンタジー+ゲーム世界とその住民

金玉=ファンタジー+金玉=ファン玉ジー

運命一戦=野球+新人投手

中継ぎ投手=野球+ベテラン中継ぎ

正義のヒーロー=『ヒーロー物』+『汚い大人の事情等』

(´・ω・`)「どうだい? 仕組みさえ分かれば単純なもんだろ? 
       と言っても、真似できるかどうかはまた別次元なんだけどね」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:36:03.62 ID:GygOKw6/0
( ゚∀゚)「なるほどな。……でも、もっと細かい部分だとどうなんだ? えっと……」

復習感染→『ブーン菌』+『実際に疫病的な効果』

某指輪→『グローブ』+『身体強化』

ネガティブアバター→『ヒーロー』+『毒ガス等怪人的能力』

【自主規制】→『ドン臭い彼女』+『最終兵器』

【禁則事項です】→『ロリ』+『巨乳』

( ゚∀゚)「と、こんな感じか」

(´・ω・`)「引き算や掛け算もやってみると面白いかも知れないね。ある意味、
       『ヒーローになれない』は『ヒーロー物』-『爽やかさ』とも取れるよね」

( ゚∀゚)「……なぁ、足し算引き算は分かるんだが、掛け算ってのはどうやるんだ?」

(´・ω・`)「そりゃ勿論……」

オル○ッド×クォ○チ

( ´_ゝ`)×(´<_` )

('A`)×(´・ω・`)

(´・ω・`)「他にも……」

(;゚∀゚)「自重しやがれ馬鹿野郎がぁぁぁ!」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:37:45.87 ID:GygOKw6/0
2-4 描写

( ゚∀゚)「この回では『描写』について話すぜ」

(´・ω・`)「描写ってのは、基本的には細かくし過ぎて損する事はないよ」

ショボンが持っている剣。

(´・ω・`)「これよりも」

ショボンが持っている、身の丈程の長さをした片刃の剣

( ゚∀゚)「この方が、どんな剣か分かりやすいだろ? せっかくの燃えるシーンも、描写不足じゃ意味が無いぜ」

(´・ω・`)「ちなみに、細かいの意味を履き違えちゃ駄目だよ」

ショボンが持っている、伝説の剣匠ロンベルクが作り挙げたオリハルコン製のドラゴンの修飾が施された全長1mの(ry

( ゚∀゚)「これはもう細かいって言うより、まとめ下手だな」

(´・ω・`)「あくまで、思い描かせたい(見せたい)情景を文にすればいいんだよ。
       文を絵にした時、自分のイメージと一致するような文章を心がければいいかな」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:39:15.52 ID:GygOKw6/0
2-5 表現


(´・ω・`)「……うん、ここで話すのはタイトルを見ての通り『描写』等についてなんだけど……」

( ゚∀゚)「何だ、乗り気じゃなさそうだな」

(´・ω・`)「いや、だってこの辺は既出の領域だし。そもそも表現なんて百人百色なんだから、
        間違いなく『いや、それは違うだろ』って人が出てくると思うんだよね」

( ゚∀゚)「……それを言うんじゃねぇよ。百人が賛同できる文なんて、ハナから書けるわけねぇんだからよ」

(´・ω・`)「……悪かったね」

重い空気が場を包んだ。
まるで空間が圧し掛かってくるような重みだった。

(´・ω・`)「と、これが一番分かりやすい表現方法、『直喩』だね」

( ゚∀゚)「『まるで~』『ような~』とかを使う比喩表現の事だな」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:41:35.46 ID:GygOKw6/0
今までとはうって変わって、朗らかな空気だった。
2人の周りの空間が温かみを帯び、光を放っている。

( ゚∀゚)「そして、これが『隠喩』だな」

(´・ω・`)「『ような~』とかを使わない比喩表現だね」

( ゚∀゚)「どちらも上手く使えよ。少なすぎず多すぎずがポイントだぜ」

つらつらと言葉を述べていく。ジョルジュがだ。

(´・ω・`)「これは語順を入れ替えて書く『倒置法』だね」

( ゚∀゚)「後に来る言葉を強調できる単純な優れモンだな」

(´・ω・`)「ただし」

巨大な棍棒を持つショボン。

棍棒を持つ巨大なショボン。

( ゚∀゚)「これだと、言葉の意味が変わっちまうから倒置法とは言えねぇな」

(´・ω・`)「前者は、棍棒が巨大と取れる。後者は、僕が巨大という事になってしまうよ」


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:43:18.36 ID:GygOKw6/0
( ゚∀゚)「……」

(´・ω・`)「どうしたんだい? ジョル……」

( ゚∀゚)「うるぁぁぁぁ!!」

(;´・ω・`)「な、何を……っ!?」

突然の攻撃に、ショボンは反応し切れなかった。
そして生まれた、確かな隙。

( ゚∀゚)「これが体言止めって奴だな。別名『名詞止め』だ」

(´・ω・`)「使いすぎると厨二っぽく見えるって言われてるよね。実際どうかは知らないけど」

( ゚∀゚)「これもやっぱり、『強調』や『余韻を残す』のに使われるな」



(´・ω・`)「えっと、次は……」

( ゚∀゚)「おっぱい! おっぱい!」

(´・ω・`)「あぁ、反復法か。同じ語句を二回繰り返す事だね」

『高く高く、どこまでも飛んでいけ』

( ゚∀゚)「これもやっぱり強調用だな」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:45:07.28 ID:GygOKw6/0
(´・ω・`)「やれやれ、よく使う表現法だけを挙げようと思ったんだが、それでもいっぱいあり過ぎて困るな」

( ゚∀゚)「それがどうした! 俺はこの身が朽ち果て、世界が滅ぼうとも、おっぱいを叫ぶ事はやめないぜ!」

(´・ω・`)「おぉ、誇張法だね。大げさにいう事で、伝えたい事を強調する方法だ。
       ……ところでジョルジュ」


( ゚∀゚)「んぁ?」

ジョルジュが振り向き――その瞬間、彼の視界の銀閃が走った。
そして、崩れ落ちるジョルジュの体躯。
それと別れ、彼の生首が城壁を転がっていく。

首が落とされてから約六秒間、人は意識が残ると言われている。
その六秒間で、彼は思った。

アイツは、仲間なんかじゃなかった。アイツは、アイツは――

(´・ω・`)「これが省略法だ。『――』や『……』で文を最後まで書き切らない事で、
        続きを読者に連想させる。また暗に伝えると言う効果がある」

( ゚∀゚)「あー……死ぬかと思った。大分行を取ったが、表現の回はこれで終わりだ。
     忘れるなよ。何事も適量が一番だからな」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:47:22.66 ID:GygOKw6/0
2-5 振る舞い

ジョルジュが立っていた。

( ゚∀゚)「……何これ」

(´・ω・`)「まぁ気にしないで。この一文から、どんな状況を思い浮かべる?」

( ゚∀゚)「え? ……なんだろ。直立不動か? でも、気だるそうに立ってるって感じもするな」

(´・ω・`)「これはさっき書いた、描写がしっかりされていないせいだね。じゃぁ、次はどうかな?」

ジョルジュが不自然に腰をくねらせ立っていた。顎先を上げ、俯瞰するようにショボンを見ている。
口角は、異常なまでに吊り上げられていた。

( ゚∀゚)「見るからに変態って感じがするな」

(´・ω・`)「不敵な感じが醸し出されているだろう? 登場人物の動きって言うのは、言うまでも無く大事な事だからね。
        ここでは振る舞いや様子なんかについて話そうと思うよ」

( ゚∀゚)「とは言っても、これは結構語彙力に左右されるところもあるがな。
     上に出てきた『俯瞰』の読みと意味、皆はちゃんと分かるかぁ?」

(´・ω・`)「あの場合だと正解は『見下すような態度や行動』だね。
       このように、同じ動作でもその詳細を描写する事で、文章に厚みや面白味が出て来る訳さ」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:48:56.78 ID:GygOKw6/0
( ゚∀゚)「例えば、ただ『走る』ってだけでも」


『シラネーヨは走っていた』


(´・ω・`)「これだけじゃ意味が分からない、だけど」


『シラネーヨはイヨウ目掛けて走っていた』


( ゚∀゚)「これなら、シラネーヨの目的が明らかになるな。更にこれよりも」


『シラネーヨはイヨウ目掛け、まっすぐに駆けていた』


(´・ω・`)「こうして言葉を変える事で、シラネーヨの行動や思いの力強さが表れるね」


『シラネーヨが駆けていく。イヨウ目掛け、一直線に』


( ゚∀゚)「いままでに読んだ事を使ってみると尚いいな」

(´・ω・`)「ここまでは、走ると言う行動のみを描いてきた。そこに」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:50:32.55 ID:GygOKw6/0
『シラネーヨが駆けていく。イヨウ目掛け、一直線に。
 両手に構えた戦斧を、低く低く、隠すように構えながら』


( ゚∀゚)「その状態や、同時にしている行動を描く事で、更にその意図や目的が明確化される訳だ」

(´・ω・`)「ちなみに『~た』よりも『~く、る』の方が、スピード感みたいなものが出るね。
       『~た』は既に終了した動作を示すけど、『~く、る』は現在進行形だからさ」

( ゚∀゚)「ついでに言っとくと、語彙ってのは増やしておいて損は無い物だからな。
     知らない単語が出たら即辞書を引く位の心構えでいようぜ」


(´・ω・`)「行動を細かく描写する時には、各種表現法を使うといいね。
       じゃぁ恒例の例えと行こうか」

『直喩』

風のように疾駆する。

( ゚∀゚)「これは、速さが尋常じゃぁ無い事を表してるな」

暴走する重機関車のように突き進む。

(´・ω・`)「対してこれは、その力強さを表しているね」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:52:36.95 ID:GygOKw6/0
『隠喩』

流れる閃光。視界に姿を残す事無く、消えていく。

( ゚∀゚)「これだけじゃよく分からんが、とりあえず途轍もなく速いって事は伝わるだろ?」


『反復法』

速く、速く、何者にも追いつく事の能わぬ速さで。

(´・ω・`)「これは、一人称と三人称で意味が変わってくるかもね。
       後者は普通に強調だけど、前者はそう心掛けようとしているとも取れるよ」

『誇張法』

地割れが起こらんばかりの踏み込みだった。

( ゚∀゚)「見ての通り、踏み込みの力強さを現してるな」


(´・ω・`)「もちろん、これら以外の表現法を使ってもおkだからね」




66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/09/18(火) 22:56:35.01 ID:GygOKw6/0
(´・ω・`)「さて、これにて『ブーン系のレクチャーのようです』は終了だよ」

( ゚∀゚)「色々あったが、反省はしても後悔はしていないぜ」

(´・ω・`)「一応、最後に質問でも受け付けようかなと思う。
       文章に関することなら、どんな些細な事でも答えるつもりだよ」

( ゚∀゚)「暫く待ってもないようなら、それでこのスレは終わりにするつもりだから悪しからずな」
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