4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 20:41:26.85 ID:C7kJLEmPO
【生命(ザ・ライフ)】。
それは僕自身の奥底に潜む、潜在的な生命力や活力を呼び覚まし、爆発的な筋力へと還元する【能力(アビリティー)】である。
完全に覚醒した状態にまでなると、その一撃は通常時の100~200倍の威力を持つ。
(#^ω^) 「行くぜ!!」
脚力を強化。超高速で一気に母との間合いを詰める。
一瞬にして母の懐へ潜り込むと、僕は拳に全身全霊の力を込める。
(#^ω^) 「くたばれ!!!!」
腕を振り上げ、打撃を放つ。それは確実に母の腹へと叩き込めたはずだった。
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 20:44:05.60 ID:C7kJLEmPO
ガギィィィン---
だが、返って来たのは鈍い金属音。
続いて僕の額を打つ鈍痛。刹那の出来事に状況を理解出来ない。
吹き飛ばされ、フローリング張りの床に転がり、呆気に取られる僕。
それを見下し、母は笑っていた。
J( 'ー`)し 「ハハハ!!なんだ、その程度か!!」
母の手に握られていたのはフライパンだった。
僕の一撃はそれによって防がれ、さらには殴打されたのだ。
「チッ!」と舌打ちをし、僕は身を起こして再び構える。
堂々と僕を見据える母の姿は余裕に満ち溢れていた。
J( 'ー`)し 「なぁ、【矛盾】って知ってるか?
総てを貫く矛と、総てを防ぐ盾の話だ」
J( 'ー`)し 「実はこのフライパンは、その、総てを防ぐ盾こと、【万物の盾(シール・オブ・オール)なんだよ!!」
J( 'ー`)し 「どうだ?いいフライパンだろ?
しっかりフッ素樹脂加工されている。言うまでもない。これはティファール社製の物だ!!」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 20:44:36.06 ID:Lmy4UNQn0
これはひどい・・・
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 20:46:00.42 ID:RXuOma630
ちょっとフライパン買ってくるわ
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 20:47:18.85 ID:0rRovch6O
ひでえなw
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 20:48:49.56 ID:C7kJLEmPO
時を遡ること数千年前。まだ、現世と黄泉は自由に行き来できる程、世界に【枠】が無かった頃の話し。
現世と黄泉の両国は、互いに自国の領土を拡大しようと躍起になり、各地で戦乱を招いていた。
その、長きに渡って続いた戦乱の中、傷一つ付く事なく、完璧な状態で現世を護り通したと語り継がれる盾。
それがティファール社製のフライパンだった。
そんな伝説的な代物を自分は所持すると母は言うのだ。
(;^ω^) 「そんなものが実際に存在するだなんて…」
J( 'ー`)し 「そしてもう一つ!!
私は持っているのだよ!!総てを貫く矛をね!!」
そうして母がシンクから取り出したのは包丁だった。
J( 'ー`)し 「総てを貫く矛こと、【万物の矛(ソード・オブ・オール)】だ!!」
母は刃先をこちらに向け、言い放つ。
J( 'ー`)し 「こちらはダイソー社製だ」
追い詰められ、窮地に追い込まれた黄泉が、現世に抵抗すべく生み出した最終最期の悪意。
それがダイソー社製の包丁だった。
切れないものなど存在しない。時空をも切り裂く。
それ程までに製錬された刃は、扱う者の魂までも刻み付けると忌まわれる代物である。
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 20:50:06.93 ID:68yk1GkBO
これは期待wwwwww
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 20:50:41.90 ID:C7kJLEmPO
J( 'ー`)し 「あいにく、私に【能力(アビリティー)】はない…
だが、私には武器がある…そう、【矛盾】という最強の武器がな!!」
僕の全器官、全神経、全細胞が悟る。
母には勝てない---
僕は皿に置いてあったトーストをくわえて、逃げる様に家を飛び出したのだった。
(;^ω^) 「ヤバイお!!遅刻しちゃうお!!」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 20:52:42.62 ID:C7kJLEmPO
※※※
(;^ω^) 「遅刻しちゃうお~!先生に怒られちゃうお~!」
俊足で、まだ疎らに人がいる住宅街の通りを駆ける僕。
あまりにも強大な力を眼の前にし、逃げ出したことを悔いていた。
だが、胸の奥底に根付いた恐怖心を拭えず、僕は母が追ってくる可能性を考えると脚を停めることが出来なかった。
だが、それが命取りとなった。
「きゃっ!!」
曲がり角で何者かに衝突し、僕は五体を強く打ち付けたのだった。
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 20:52:58.42 ID:ZuzEMdl6O
カオスすぐるw
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 20:54:04.32 ID:gIzIwkTr0
たろうかよー
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 20:55:10.34 ID:C7kJLEmPO
(#^ω^) 「痛ってぇな!!このアマ!!どこに眼ぇ付けてんだ!!」
ξ#゚⊿゚)ξ 「なによ!!あんたがぶつかってきたんじゃない!!」
一度は転倒したものの、直ぐに立ち上がり体制を整える。
そして前方を確認。視界に入ったのは自分と同い年程の少女だった。
金色の大きな瞳と、金色の巻き髪が印象的な少女。
どこか西洋人形を思わせる出で立ちをし、ある種のあどけなさを携えている。
見る者によれば虜になるであろう程の美少女であった。
(#^ω^) 「あぁん?てめぇなめてんのか?」
だが、今は少女の容姿など微塵の問題にもならない。
僕は地面に落ち、無惨に飛散したトーストに目配せをする。
「謝れよ!!」と謝罪を求める僕。怒りの沸点は、とうに超えていた。
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 20:56:55.51 ID:C7kJLEmPO
ξ゚⊿゚)ξ 「くっくっく…」
しかし、激昂する僕を尻目に少女は薄ら笑いを浮かべる。
ξ゚⊿゚)ξ 「立った立った…フラグが立った…」
ξ゚⊿゚)ξ 「パンをくわえて曲がり角で衝突…
立った立ったフラグが立った…」
呪文を唱えるかの如く、不気味に呟く少女。その異様な様に僕は戦慄を覚える。
(;^ω^) 「なんなんだよ…てめぇ…
何者だ!?」
ξ゚⊿゚)ξ 「くくく…いいだろう…教えてやるよ…」
ξ゚⊿゚)ξ 「我が名は【旗軍(フラッガー)】の一人にして、【恋愛旗(ラブ・フラグ)】の使い手、ツンデレだ!!」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 20:59:09.77 ID:C7kJLEmPO
【旗軍(フラッガー)】。僕はその言葉に聞き覚えがあった。思い出そうとすれば、それは実に容易である。
その記憶は、痛ましい程鮮明に僕の脳に焼き付いているから。
( ^ω^) 「オヤジの仇だと…」
僕がまだ幼い頃、父は死んだ。いや、殺されたのだ。
そう、【旗軍(フラッガー)】に。
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 20:59:39.78 ID:2rvi6mnWO
主人公別にブーンである必要性はないわな
でも面白いから支援
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:02:28.54 ID:C7kJLEmPO
( ^ω^) 「オヤジ…」
( ^ω^) 「ツンデレと言ったな…
目障りだ…速攻で消してやるよ…」
抑えることが出来ないまでに高ぶる復讐心。、そして、全細胞に刻み込まれた闘争本能が、僕の血潮を煮えたぎらせる。
(#^ω^) 「【生命(ザ・ライフ】!!」
翡翠に発光。眼光鋭くツンデレを睨み付ける僕。
戦力差は圧倒的に見えた。
ξ;゚⊿゚)ξ 「まさか【能力(アビリティー)】を使えるとはな…
正直予想外だよ…」
当然、ツンデレは僕の【能力(アビリティー)】に驚嘆している。
ξ゚ー゚)ξ 「良い意味でな」
だが、それは一瞬、つかの間の事だった。
ξ゚⊿゚)ξ 「発動!!【妖艶なる精霊の尾先(フェアリーテイル)】!!」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:04:21.56 ID:a8x8/9XRO
エクシード!
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:04:54.67 ID:C7kJLEmPO
眼を背けたくなる程に光りを帯びる金色の巻き髪。
ツンデレも能力を持っていると僕は瞬時に察する。だが、僕の脚は既に動きを始めていた。
殺れる。
一撃でツンデレのか細い首をへし折り、血の紅で、その躯を染め上げられると、僕は確信する。
(#^ω^) 「おせぇ!!くらいやがれ!!」
しかし、その確信はあっさりと否定された。
(;^ω^) 「なに…!?」
僕の拳を止め、うねりを上げる障壁。その中枢にいるのは間違いなくツンデレである。
あまりのいびつさに、これがツンデレの髪だと気付くまでに、少々の時間を要した。
ξ゚⊿゚)ξ 「【妖艶なる精霊の尾先(フェアリーテイル)】は意志を持ち、私に仕える忠実な下部だ。
貴様の直球な打撃で、それを打ち崩すことは不可能!!」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:11:23.99 ID:C7kJLEmPO
膨大に拡がる金色の障壁は更にうねる。誘う様に美しく、喰らう様に激しく。
(;^ω^) 「くっ…」
一度身を引くため、後方へ跳ぶ。策を立てなければ勝負はつかないだろう。
ξ゚⊿゚)ξ 「逃がすか!!」
だが、そんな考えは関係ないと、金色の髪は無数に毛先を裂き、貫かんと僕へ襲い掛かる。
(;^ω^) 「ぐはっ!!くっ…肩が…」
その内の数本が、僕の肩を貫通し、串刺す。
あまりの激痛に、僕は顔をしかめ、動きを止めた。
ξ゚⊿゚)ξ 「刺すだけではない!!
その毛先からエネルギーを吸い付くす!!対象が朽ち果て、干からびるまでな!!」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:13:36.94 ID:C7kJLEmPO
次第に抵抗出来なくなる身体。徐々に血の気が引いていくのを感じる。
だが、それが幸をそうした。
血の昇った頭は冷め、正常な判断が可能となったのだ。
(;^ω^) 「それなら…」
(#^ω^) 「吸い付くしてみな!!俺の全生命力を!!」
完全覚醒による超発光。
生命力総てをツンデレの髪を通し、直接頭へと叩き込む。
ξ;゚⊿゚)ξ 「な、なに!!?」
轟々と燃え上がるツンデレの頭髪。
ξ;゚⊿゚)ξ 「ぎゃあああああ!!」
後に現れたのは髪が焼け落ち、醜く黒光りする坊主になったツンデレだった。
(#゚⊿゚) 「サイッテーね!!あんたみたいな男、大っ嫌い!!」
それを捨て台詞に、ツンデレは去って行ったのだった。
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:15:31.00 ID:9ebR/x8lO
ハゲたw
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:16:32.87 ID:C7kJLEmPO
(;^ω^) 「なんなんだお…あいつ…」
釈然とせず、辺りを見回す僕。すると、一枚の布切れを見付けた。
( ^ω^) 「ハンカチ…
そういえば同じ中学の制服だったお…次に合ったら返すお」
桜色の愛らしいそれをポケットへ押し込み、腕時計を確認する。
(;^ω^) 「あ!ヤバイお!完璧遅刻だお!」
僕はまた、学校へと俊足で駆け出したのだった。
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:31:29.48 ID:C7kJLEmPO
※※※
(;^ω^) 「なんとか間に合ったお!おっおっお!」
校門、校庭、校舎と突き進み、たどり着いた先は教室。
教室の扉を開け、僕は真っ先に時刻を確認した。
(;^ω^) 「なんだ…この空気…」
だが、遅刻を免れた歓喜よりも、僕は異常な教室内の空気に感覚を奪われる。
例えるなら、鉄で構成された海。そこへ裸で飛び込んだ様な、ドッシリと重たく、異様に冷たい感覚。
その時、更なる異常事態が起きた。
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:33:07.51 ID:C7kJLEmPO
「死が!!死がやって来る!!」
耳を突く金切り声。その直ぐ後、声の主は口から泡を吐き、白目を剥いて、般若の面にも似た酷い形相をして死んだ。
その様子に阿鼻叫喚するクラスメイト達。
「こんな人殺しがいるかもしれない教室にいれるか!俺は自分の家に帰るぞ!」
その内の一人は怒声を吐き捨て、教室を飛び出す。
「ぎゃあああああ!!」
わずか数秒後。聞こえて来た叫び。
絶命---
その単語だけが僕を捕らえる。
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:36:07.24 ID:C7kJLEmPO
('A`) 「また…一人死んだ…」
突然、無表情にクラスメイトのドクオがポツポツと呟き出す。
嘆き、悲しみ、だが、楽しそうに。
( ^ω^) 「どうなってやがるんだ…」
('A`) 「ブーン…お前もここに…【憂鬱空間(ブルースペース)】にいたら…」
('A`) 「死ぬぞ」
( ^ω^) 「【憂鬱空間(ブルースペース)】だと…
ドクオ…お前、いったいなにを知ってるんだ!?」
('A`) 「【憂鬱空間(ブルースペース)】に長時間滞在すると、錯乱し、狂い死ぬ…
それだけだよ」
僕は気付いてしまった。
( ^ω^) 「まさか…」
彼もまた、僕と同じだということを。
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:37:35.06 ID:a8x8/9XRO
エクシード!
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:37:58.86 ID:tNoypTNH0
エクシード!
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:38:33.00 ID:C7kJLEmPO
('A`) 「あぁ、【憂鬱空間(ブルースペース)】は俺の【能力(アビリティー)】だ」
(;^ω^) 「こんな人殺しがいるかもしれない教室にいれるか!俺は自分の家に帰るぞ!」
('A`) 「立った立った、フラグが立った…
【死亡旗(デス・フラグ)】が立った」
('A`) 「【旗軍(フラッガー)】最強の【死亡旗(デス・フラグ)】の使い手…
それが、この俺だ」
('A`) 「狂い死ぬか、【死亡旗(デス・フラグ)】で死ぬか…さぁ、選べ」
【死亡旗(デス・フラグ)】の使い手。僕はかつてこの男に出会っていた。
それも最悪の形で。
幼い頃の記憶と、最後の答え合わせをする。
そこにはやはり間違いなど微塵もなかった。
( ^ω^) 「やっとわかったぜ…オヤジを殺した張本人が…」
(#^ω^) 「俺はてめぇを殺すためにここまで鍛えてきた…」
(#^ω^) 「俺が選ぶのは第三の選択肢、【お前を殺して俺は生きる】だ!!」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:41:44.65 ID:C7kJLEmPO
※※※
それは、とある冬のバカンス先で起きた。
/ ,' 3 「ブーン!スキーは楽しかったか?」
(*^ω^) 「はじめてだったから疲れたお!」
/ ,' 3 「ハハハ!男の子なんだから、もっと体力を付けて強くならないとな!」
(*^ω^) 「うんだお!」
/ ,' 3 「それにはまず、たくさんご飯を食べないとな!」
(*^ω^) 「このペンションのご飯、すごい美味しいお!」
/ ,' 3 「トーチャンの兄さんがオーナー兼料理長をやってるからな!!
兄さんは元々料理が好きでな…こっちが本職みたいな…」
( ^ω^) 「おーなー?りょうりちょう?ほんしょく?それ、なんだお?」
/ ,' 3 「ハハハ!!ブーンにはまだ難しかったか!!」
(#^ω^) 「ブー!!トーチャンのバカ!!」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:44:37.19 ID:C7kJLEmPO
遊び疲れた後の夕食。これが父との最後の晩餐となった。
「きゃあああああ!!人が…死んでる!!」
「外は吹雪だ!!」
「電話線が切られてる!!」
「みんな!!一つの部屋に集まるんだ!!」
せわしなく、僕の耳を右から左に抜けていく数多くの情報。
当時の僕は、その情報のほとんどを理解出来なかった。
/;,' 3 「人殺しかもしれない奴らと一緒にいれるか!!」
/;,' 3 「俺は自分の部屋に戻るぞ!!」
僕が理解出来たのは、この言葉が父の遺言になってしまったということだけだった。
父は消息を絶ったのだ。
後々になって、父の宿泊していた部屋から一枚のメモ用紙が発見された。
「【旗軍(フラッガー)】に気をつけろ」それだけ書かれたメモ用紙が。
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:46:45.15 ID:C7kJLEmPO
※※※
(#^ω^) 「【生命(ザ・ライフ)】!!」
翡翠に発光する僕を見て、ドクオはニヤつく。
('A`) 「お前も能力者だったのか…」
('A`) 「どうだ…俺と組まないか?」
まさかの誘い。だが、そんなものを受ける気は毛頭ない。
(#^ω^) 「断る!!」
('A`) 「ならば力ずくでもお前を手に入れる!!」
('A`) 「【超憂鬱期間(ハイパー・パキシルタイム)】!!」
脳を破壊するかの如く、激しい頭痛が僕を襲う。
眼の前の景色はまさに混沌。
鶏の胴体が宙を舞い、牛の首が地を駆け回る。そして、豚はただただ鳴いていた。
それらは、赤黒い血液をぶちまけ、鼓膜を破る様な轟音を発しているのだ。
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:48:43.52 ID:C7kJLEmPO
(;^ω^) 「ぐあああああ!!」
そして、ドクオによる狂気の洗脳がはじまる。
('A`) 「さぁ、俺の片腕手として仕えろ!悪いようにはしないぞ!」
僕の身体は痙攣を起こしはじめた。これ以上、ドクオの要求を拒否出来ないと言わんばかりに。
だが、それは唐突に終止符を打った。
( ´∀`) 「はいはーい!朝のHRをはじめるモナー!」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:51:06.05 ID:C7kJLEmPO
('A`) 「あ、先生だ」
('A`) 「続きは放課後にな~」
(;^ω^) 「ちくしょう…に、逃がすかよ…」
(#´∀`) 「ブーン!さっさと席に着けモナ!遅刻扱いするモナよ!!」
(#^ω^) 「くそっ!!」
担任の教師に言われるがまま着席し、僕は机に拳を叩き付ける。
消え入りそうな程、その一撃は弱々しかった。
( ^ω^) (さすがに僕も中三だし、内申書に響くことは出来ないお…」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:53:25.28 ID:C7kJLEmPO
※※※
( ´∀`) 「今日は転校生を紹介するモナ!」
「かわいいー?」
「かっこいいー?」
沸き上がる好奇の声。
( ^ω^) (かわいい子だといいお…)
皆と同じく、僕も非常に興味をそそられていた。
( ´∀`) 「じゃあ、教室に入るモナ!」
扉を開け、颯爽と現れる美少女。
「うおおおおお!!」
教室内の雄達は、歓喜の咆哮をあげる。
ξ゚⊿゚)ξ 「ツンデレです!季節外れな転校生ですが、みなさんよろしくお願いします!」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:54:37.67 ID:9ebR/x8lO
生えとるwwww
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:55:47.20 ID:C7kJLEmPO
だが、僕だけはそうもいかなかった。
(;^ω^) 「げっ!!」
( ´∀`) 「なんだブーン?知り合いか?
それならツンデレさんはブーンの隣の席が空いてるからそこに座るモナ」
ξ;゚⊿゚)ξ 「ちょ…わかりました…」
ツンデレも僕に気付いた様子である。
スタスタとこちらに歩み寄り、着席するツンデレ。その顔はあからさまに不機嫌なものだった。
(#^ω^) 「てめぇ…なんのつもりだ…?」
ξ#゚⊿゚)ξ 「あいにく負けっぱなしは性に合わないもんでな…」
(#^ω^) 「なんなら今殺るか…?」
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:56:44.94 ID:a8x8/9XRO
文才から見てこれはたろお
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 21:58:25.75 ID:C7kJLEmPO
ξ゚⊿゚)ξ 「それも一興…だが直ぐに授業がはじまる…
受験生の身としては授業をおろそかにすることは出来ない」
( ^ω^) 「それは俺も同じことだ…」
ξ゚⊿゚)ξ 「ならばお互い高校生になったその時…
その時に殺り合うか」
( ^ω^) 「無事に受験が終わるといいな」
ξ゚ー゚)ξ 「ふふっ、そうだな」
( ^ω^) 「あ!そうだお!さっきツンデレさんハンカチ落としたお!
はい、これ」
ξ;゚⊿゚)ξ 「え!?え…あ…」
ξ゚⊿゚)ξ 「あり…がと…」
( ^ω^) 「ツンデレさんはおっちょこちょいだおw」
ξ///)ξ 「うるさいわね…ばか…」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:00:38.73 ID:C7kJLEmPO
※※※
( ーωー) 「グーグーグー…」
私の隣の席の男、ブーンは安らかな寝息を立てていた。
ξ;゚⊿゚)ξ (もう寝てるし…)
先程まで、「無事に受験が終わるといい」などと言っていたにも関わらずこの様かと、私は少々落胆する。
(#´∀`) 「ブーン、俺の授業を無視して居眠りか…?
いい度胸だ…その度胸は褒めてやるよ…」
ブーンのいびきに気付いてか、教師は怒りに体を震わせていた。
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:01:40.66 ID:a8kC9d1s0
親父の仇が近くにいるんだぞ?
ナニ寝てるんだよ!?ふざけた小説だな!!
支援
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:04:01.57 ID:C7kJLEmPO
(#´∀`) 「だが、死ね!!」
手に構えたのは一本のチョーク。振りかぶって、それを投げる。
(#´∀`) 「くらえ!!【神速の白石灰(ホワイト・アウト)】!!」
その軌道が、ブーンの眉間を狙ったものだということは明白。
これを避けなければ、間違いなくブーンの頭に穴が開くだろう。
(#´∀`) 「【神速の白石灰(ホワイト・アウト)】から逃れることは不可能!!
光速、音速、全ての速さを超越するスピード!!それが神速!!」
【神速の白石灰(ホワイト・アウト)】が到達するより速く、ブーンを移動することは無理無謀。
ならば私がとるべき行動は一つだけだ。
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:06:32.85 ID:C7kJLEmPO
ξ゚⊿゚)ξ 「…させるか…」
まさに間一髪とはこのこと。髪の壁に突き刺さる【神速の白石灰(ホワイト・アウト)】を見て、ホッと胸をなでおろす。
( ´∀`) 「ほぉ…髪で防壁を作るとは…
だが、なんのつもりだ?」
ξ゚⊿゚)ξ 「隣に死体が出来るのは勘弁願いたいのでな…」
( ´∀`) 「なかなかの手練か…
ツンデレ…お前のその美しい躯を穴だらけに壊したくなってきたよ…くくっ…」
ξ゚⊿゚)ξ 「望むところだ…表に、校庭に出ろ…」
( ´∀`) 「よーし!お前ら、この時間は自習にするモナー!」
「よっしゃー!」
「わーい!」
( ーωー) 「グーグーグー…」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:07:37.91 ID:fZyC/Mj6O
たろおかwwww
支援
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:09:29.19 ID:C7kJLEmPO
※※※
( ^ω^) 「あー、よく寝たお~」
( ^ω^) 「えっと…次の授業は数学だお!」
授業の開始を告げる鐘が鳴ると同時に響く爆発音。
教室の扉は見るも無惨に砕け散った。
飛び交う粉塵。それが落ち着くと、数学教師がその巨体をのっそりとあらわにする。
( ゚∋゚) 「…」
呆気に取られる生徒たちを置き去りに、数学教師は黒板と向き合う。
そして、ある公式をそこに書きなぐった。
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:12:04.82 ID:C7kJLEmPO
【体重×握力×スピード=破壊力】
( ゚∋゚) 「よく覚えておけ…ここ、今度の期末試験に出すぞ」
僕の頭に電撃が走る。
( ^ω^) 「勝てる…これならババアに勝てる…」
確かに一度は逃げ出した。だが、二度目はない。
母は必ず、この手で殺す。拳を握り、僕は叫ぶ。
( ^ω^) 「【連鎖する生命(エックス・ライフ)】!!」
深緑に染まる身体。濃厚な緑が今まで以上の生命力を物語る。
新しい【能力(アビリティー)】を手に入れ、僕は意気揚々と教室を後にした。
目的地はただ一つ、そう、自宅だ。
( ゚∋゚) 「ブーン、早退…っと…」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:13:05.49 ID:RXuOma630
内申アッー
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:14:54.08 ID:C7kJLEmPO
※※※
( ^ω^) 「あれ?鍵かかってるお…」
(;^ω^) 「あ…カーチャン今日はパートだったお」
( ^ω^) 「…」
( ^ω^) 「ゲーセンでも行くお」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:16:56.43 ID:C7kJLEmPO
※※※
僕は我が目を疑った。
(;^ω^) 「どうなってんだ…これは…」
UFOキャッチャー。それは元来、機械仕掛けのクレーンとアームを操作し、景品をつかみ取るものである。
だが、今、僕の眼の前で行われているそれは、UFOキャッチャーにしてUFOキャッチャーに非ず。
硝子越しに、クレーンではなく二つの手が浮き、それが器用にぬいぐるみをつかみ取っているのだ。
(-_-) 「【遠隔から導く義手(マジシャンズハンズ)】…これがあれば悪戯し放題だ…ww」
それを聞いた瞬間、俺の正義感に火が着いた。
(#^ω^) 「悪のために【能力(アビリティー)】を使うことは許さねぇ!!」
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:18:52.15 ID:C7kJLEmPO
深緑に染まる手と足を使い、殴る、蹴る。
( ^ω^) 「ひゃーひゃっひゃっ!!死ねや糞虫が!!」
顔を醜く腫らし、泣きわめきながら、その少年は懇願した。
(;_;) 「やめて、やめてください…金でもなんでも…差し上げますから…ぐふっ!」
だが、僕はやめない。それには一つの理由があるのだ。
( ^ω^) 「なんでもくれるか…
それならてめぇの【遠隔から導く義手(マジシャンズハンズ)】をくれよ」
(;_;) 「どうやってですか…?」
( ^ω^) 「能力者を能力者が殺せば、その【能力(アビリティー)】は引き渡されるんだよ」
(;_;) 「え…?」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:20:24.56 ID:C7kJLEmPO
( ^ω^) 「死ね」
ただの肉塊になった少年に思いを馳せ、僕は両の手を合わせ、黙祷を捧げた。
( ^ω^) 「これでババアに不意打ちをかけられる…
【連鎖する生命(エックス・ライフ)】だけでも十分だろうが、念には念をだ…」
ゲームセンターから出ると、日は沈み、とうに暗くなっていた。
( ^ω^) 「いよいよ最終決戦だ…ババア、待ってろよ…」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage]:2007/10/27(土) 22:20:36.12 ID:lvcukuCa0
お前のほうがよっぽど悪じゃねーかwww
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:23:22.77 ID:C7kJLEmPO
※※※
( ^ω^) 「ただいまだお~」
J( 'ー`)し 「ブーン…どういうこと…?
学校からケータイに電話があって、早退したって言うじゃない…
それなのにブーンは今家に帰って来た。説明してくれる?」
母は静かに、だが激しく怒っていた。
(;^ω^) 「え?なんのことだお…?僕知らないお…」
J(#'ー`)し 「そんな嘘つきは晩ご飯は抜きよ…
頭冷やしなさい」
( ^ω^) 「なん……だと……?」
(#^ω^) 「成長期の息子の…晩ご飯を抜く……だと……?」
(#^ω^) 「それとこれとは!!」
(#^ω^) 「別問題!!」
こうして、戦いの火ぶたは切って下ろされたのだった。
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:25:07.62 ID:C7kJLEmPO
(#^ω^) 「ババア!!てめぇもここまでだ!!【連鎖する生命(エックス・ライフ)】!!」
最大級の発光。自身の生命力を全て引きずり出す。今こそ集い、我に従えと。
J( 'ー`)し 「朝よりはだいぶマシになったようだな…
だがそれで私の【万物の盾(シール・オブ・オール)】を破壊出来るかは別だ」
母はフライパンを構える。轟々とした熱気が伝わってくる。
一瞬の間、互いに動きを止める。はじまりの合図を待つ。
そこへ、一陣の風が吹いた。
豆腐に振り掛けられた鰹節が皿から舞い散る。
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:25:57.98 ID:vqLXgqca0
ひでぇwwwwwwしかしうめぇwwwww
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:27:29.28 ID:C7kJLEmPO
(#^ω^) 「【体重×握力×スピード=破壊力】!!」
先に仕掛けたのは僕。最強の公式を駆使し、深緑の打撃を放つ。
J( 'ー`)し 「ふんっ!」
それを止めんと、母はフライパンを振るう。悪魔の様に大胆に。天使の様に繊細に。
(#^ω^) 「ちっ!もう一撃!」
指の骨が砕けた気がした。だが、今更そんなことは何の意味も成さない。
全てはこの女、母を倒すためなら、いくら犠牲が出ようと問わない。
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:30:10.92 ID:C7kJLEmPO
J( 'ー`)し 「何度!!」
体重---
J( 'ー`)し 「殴ろうと!!」
握力---
J( 'ー`)し 「無駄だ!!」
スピード---
( ^ω^) 「ふっ…チェックメイトだ…」
そして---
J( 'ー`)し 「なにぃ…?」
意志---
J( 'ー`)し 「ガハァッ!!」
母の背から、胸部を貫く拳。
( ^ω^) 「【遠隔から導く義手(マジシャンズハンズ)】…かつての仲間から譲り受けたんだ…
お前を倒すためにな!!」
105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:31:44.38 ID:a8kC9d1s0
なか・・・ま?
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:34:13.90 ID:C7kJLEmPO
J(;'ー`)し 「不意打ちとは…
くくっ…下賎が…」
母の心ない侮蔑の言葉も、今はさして気にならない。興味すらない。
( ^ω^) 「なんとでも呼べよ…負け犬が!!
ハーハッハッ!!」
J( 'ー`)し 「これはもう…あの人に説教してもらわないと駄目ね…」
( ^ω^) 「あの人?誰だ!?」
最後の悪あがきか、母は床をはいずり、シンクまで到着すると包丁を手にする。
J( 'ー`)し 「【万物の矛(ソード・オブ・オール)】よ時空を切り裂き、その狭間より召喚せよ!!」
振り下ろされた【万物の矛(ソード・オブ・オール)】。
途端、連続する閃光。そして、轟く雷鳴。
切り裂かれた空間は徐々に暗黒を帯び、拡がる。やがて現れた者に、僕は我が目を疑った。
/ ,' 3 「あれ?ここは…家じゃないか…」
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:36:13.10 ID:C7kJLEmPO
それは、バスローブ一枚を身にまとった父だった。
/ ,' 3 「殺人事件はどうしたの?」
「そういうことか」と僕は納得した。あの時、父は死んだのではなく、ここに召喚されていたのだ。
そして、このままこちらにいたのだろう。だから父は幼い僕の前から消えたきり、姿を現さなかったのだ。
( ;ω;) 「トーチャン…会いたかったお…」
/ ,' 3 「え?お前…ブーンなのか?
ずいぶん大きくなって…それに、たくましくなったなぁ!!」
( ;ω;) 「トーチャンの言い付け通り、たくさんご飯食べたんだお!」
( ;ω;) 「あの日以来、僕はトーチャンの代わりにカーチャンを守るために鍛えてきたんだお!!」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage]:2007/10/27(土) 22:38:28.83 ID:8Md+vqRD0
ちょっとまて
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:38:42.47 ID:C7kJLEmPO
/ ,' 3 「そうか…ありがとう、ブーン…
世話をかけたな」
J( 'ー`)し 「…」
/ ,' 3 「お前も…ブーンをありがとう」
ぎゅっと抱擁する二人。僕は目をそらした。ここから先は二人の時間だ。
( ^ω^) (そうだお…)
メモ用紙に「旗軍に気をつけろ」とだけ書き示し、閉じかけの時空の狭間へ放流する。
( ^ω^) (これで昔の僕は頑張れるお…)
家を出た。
無限に広がる夜空を眺める。
秋の夜空に映える満月。
そこにはウサギが三匹、幸福そうに暮らしていた。
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:40:13.43 ID:a8kC9d1s0
ナニこれー・・・wwww
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:41:01.70 ID:C7kJLEmPO
あとがき
明日、誕生日だっていうのに滑った
ツイてないと思った
2007/10/27 たろお
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage]:2007/10/27(土) 22:41:12.27 ID:VAbB6Ivx0
かなり面白いなwwwwwww
なんかアレだがwwwwwww
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:42:16.96 ID:a8x8/9XRO
・・・・・・・・乙
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:44:08.49 ID:fZyC/Mj6O
乙
これは明日まで保守するしかない
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 22:47:00.91 ID:C7kJLEmPO
>>120
^ゝ^先生!
ー それはひどい辱めだと思います!
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 23:01:20.04 ID:9ebR/x8lO
乙
たろおにも遂に黒歴史が
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/10/27(土) 23:14:02.66 ID:tNoypTNH0
黒歴史上げ
131 名前:たろお ◆.clFOOdcGo []:2007/10/27(土) 23:21:49.27 ID:C7kJLEmPO
別に黒歴史なんかじゃないし!!
マジでくやしくなんかないし!!
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