1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 13:23:59.91 ID:XeifeUgi0
僕の名前は内藤ホライズン。
腹ペコだ。
これには訳がある。
かあちゃんが死んだ。
それ以来ご飯が喉を通らない。
いくら腹ペコだって通らないものは通らない。
え?
どれぐらい食べてないかって?
そうさなぁ・・・
かれこれ10日になる。
~( ^ω^)が餓死するようです~
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 13:29:05.24 ID:XeifeUgi0
かあちゃんが何故死んだのか。
僕が殺したからだ。
理由は特にない。
強いてあげるとすれば、そうさなぁ・・・
やっぱり特にないや。
自分で原因を作っといてなんだけど、
まさか10日もご飯が喉を通らないなんてね。
予想外だった。
僕はもっと死に冷徹だと思ってたんだけど。
血のつながった家族だったら尚更に。
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 13:46:45.19 ID:XeifeUgi0
いつも想像してたよ。
かあちゃんが死んだ時をね。
保険金はいくらだろうとか。
葬式ってやんなきゃいけないのかなとか。
参列者の前で長男として立って挨拶すんのめんどくさいなとか。
でも微々たる保険金で買うものは決まってた。
PS3とフルHDの液晶テレビ。
レグザかブラビアで迷ってるけど。
まぁ、もうそれも叶わぬ夢だけどね。
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 13:51:13.75 ID:XeifeUgi0
かあちゃんの死の原因は俺の手によるものだから
保険金は入ってこないだろうしね。
あー、しまったな。
殺す前にキャッシュカードの暗証番号聞いとけばよかった。
TVとPS3ぐらい買えたんじゃないかな。
ってないか、うち貧乏だしね。
ピンポーン♪
はいはーいっと。
どちら様?
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 13:52:22.96 ID:XeifeUgi0
ξ゚⊿゚)ξ「・・・・・。」
お、ツンか。
どうしよう出ようかな。
でも出たらさらに酷いかあちゃんの
腐敗臭い嗅がれちゃうし・・・。
うーん・・・。
ピンポーン♪
ξ゚⊿゚)ξ「・・・・・。」
あ、いいこと思いついた。
ガチャ。
ξ゚⊿゚)ξ「ブ、ブーン!!!?」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/07(土) 13:55:06.13 ID:XeifeUgi0
( ^ω^)「ひさしぶりだお、ツン。」
とりあえず挨拶。
ツンは相変わらずかわいいな。
ξ゚⊿゚)ξ「・・い・・たのよ・・・。」
聞き取れないな。
( ^ω^)「もっと大きな声で頼むお。」
後悔先にたたず。
往復ビンタは脳がゆれるね。
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 13:58:35.91 ID:XeifeUgi0
(#^ω^)「痛いお。」
ξ゚⊿゚)ξ「うるさいっ!あんたが悪いのよ!!」
声が大きすぎる。
あんまり人の視線をこの家に集めたくないんだけどな。
ξ゚⊿゚)ξ「あんた、今までどこにいってたのよ!」
やはり声が大きい。
とりあえず中に入れないと。
( ^ω^)「詳しく話すお。でも立ち話もなんだお。」
ξ゚⊿゚)ξ「わかった。」
ツンはずけずけと家にはいってくる。
警戒心なく。
だから、きっと簡単だろう。
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 14:01:51.35 ID:XeifeUgi0
っと、やばいやばい。
やっぱり臭いがきつすぎるのかな。
ツンは明らかに臭いを嗅ぎつけて
嫌な顔をしている。
ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ・・・ブーン?」
( ^ω^)「なんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「すごく臭い・・・。」
やっぱり。
どう返そうかな。
とりあえず見せようか。
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 14:06:20.11 ID:XeifeUgi0
( ^ω^)「こっちだお。」
ツンを案内する。
かあちゃんのところに。
ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ、この臭い何?って聞いてるんだけど。」
( ^ω^)「ついてくればわかるお。」
ξ゚⊿゚)ξ「ついてくればって、アンタねぇ・・・」
ん、少し警戒しはじめたのかな。
やっぱり臭いがきつすぎるんだ。
ただ事じゃないって思っちゃうよね。
でも、もう遅いんだけどね。
もういいか。
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 14:08:45.81 ID:XeifeUgi0
ツンの手はちっちゃくて柔らかくて冷たいな。
ξ゚⊿゚)ξ「な!ちょっといきなり何よ!」
僕は無言のまま歩く。
ξ゚⊿゚)ξ「離しなさい!手!痛いのよっ!!」
僕は無言のまま歩く。
ξ゚⊿゚)ξ「いやだ!止めてってば!!」
僕は無言のまま歩く。
ξ゚⊿゚)ξ「なに!どこに連れてくのよっ!!」
僕は立ち止まり振り替える。
( ^ω^)「ついたお。」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 14:14:55.67 ID:XeifeUgi0
僕が握ってた腕の部分凄く赤くなってる。
やっぱり白いからすぐ跡ついちゃうんだろうな。
ξ゚⊿゚)ξ「ついたって・・・ここ・・・。」
僕はゆっくり扉をあける。
あれ、ちょっと固い気がする。
腐敗臭の気圧が高いのかな。
と、すごい臭いだ。
ツンは大丈夫かな。
ξ゚⊿゚)ξ「んっ・・・、くっさ~い!!!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 14:19:00.04 ID:XeifeUgi0
ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ!!!なんなの!!?」
( ^ω^)「すぐ慣れるお。」
ξ゚⊿゚)ξ「慣れないわよっ!!!うっ・・・戻し・・・そ・」
何食べたんだろう。
ツンの手の隙間からは茶色とたまに鮮やかな赤が見える。
ゴクリ。
すごく・・・
すごく・・・・・
おいしそうだなぁ・・・
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 14:21:38.46 ID:XeifeUgi0
ξ゚⊿゚)ξ「はぁっ・・・はぁっ・・・。」
( ^ω^)「・・・・・。」
ξ゚⊿゚)ξ「馬鹿ブーン!戻しちゃったじゃないのっ!」
この臭いカレーかな。
うん、きっとそうだ。
あぁ、ツンの戻したカレー・・・
すごく・・・
食べたい・・・
ξ゚⊿゚)ξ「ちょ・・・ちょっと!!!」
( ^ω^)「・・・・・。」
ξ゚⊿゚)ξ「そんなに見ないでよって、なんで近づいてくるのよ!」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 14:28:34.61 ID:XeifeUgi0
ξ゚⊿゚)ξ「このっ!!!!!!!!」
こめかみに抉るような右フック。
やっぱり、立ち位置を変えておくべきだった。
このままじゃゆっくり食事ができない。
(*^ω^)「もみあげあたりがハゲるお。」
ξ゚⊿゚)ξ「うるさいっ!うるさいっ!あんたが近づいてきたから悪いのよっ!」
( ^ω^)「まぁいいお。それよりツン・・・」
僕は最後の扉を開け放つ。
( ^ω^)「どうぞ、だお。」
ツンが前に出る。
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 14:31:39.32 ID:XeifeUgi0
やっとツンが前で僕が後ろになった。
10日ぶりの食事。
悪くない。
ツンのゲロなら。
い た だ き m
ξ゚⊿゚)ξ「イヤアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」
うるさい。
殴ろうかと思うほどうるさい。
でも10日ぶりの食事。
僕はもう止まらなかった。
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 14:37:45.38 ID:XeifeUgi0
( ^ω^)「ぶっ!!」
急に後頭部に鈍痛が走る。
僕は下を向き屈みはじめていたから
床に前歯から打ちつけた。
視点が定まらない。
痛いのか痛くないのかそれもわからない。
目を2,3回瞬かせる。
だめだ何をしたいのか意識も持っていかれている。
とりあえず体を起こそう。
頭が重い。
後頭部に重いものが乗っかっている。
打ち付けられた原因はコレか?
コレは一体なんなんだ。
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 14:40:40.00 ID:XeifeUgi0
必死に考えるけど答えは出てこない。
とりあえず、呻く。
それしか出来ない。
と、ここで後頭部の重りが急に滑り落ちていった。
( ^ω^)「っく、一体なんなんだお。」
やっと開放された体をうつ伏せの状態のまま持ち上げると
重りが滑り落ちていった方向へ顔をむけた。
ξ゚⊿゚)ξ「あぁぁ・・・・ああぁぁっ・・・あ・あ・あ」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 14:45:14.08 ID:XeifeUgi0
ツン。
そうか驚いた拍子にそのまま後ずさりして
僕の頭にダイブ。
立位置変えたの・・・意味なかったな。
ツンはまだ尻餅をついて浴室の方を見ながら震えている。
涙も流している。
鼻水も。
涎も。
だらしなく。
まるで誰かにそれを吸ってくれといわんように。
あぁ・・・
言葉にできない・・・
こんなにも食欲がでてきた・・・
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[勝手ながら休憩します]:2007/07/07(土) 14:48:06.04 ID:XeifeUgi0
前歯をほぼ失った痛み。
それに対する怒りと悲しみ。
そんなものは目の前の食事への欲求に比べたら
とてもとてもとてもとても
比較にならない。
息がかかる距離まで僕が顔を近づけても
ツンは目を逸らさない。
そこにあった恐怖から。
ツンは目を逸らさない。
だからもうすぐだ。
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 15:00:43.71 ID:XeifeUgi0
ペロ・・・
射精感。
亀頭の裏側から広がる衝撃。
脳天まで駆け上ってくる。
体のありとあらゆる快感の神経を伝って。
顎が外れるぐらい口を広げて。
僕は嗚咽を漏らす。
( ^ω^)「おっ・・・おぉおっ・・・・・おぉ・・・」
もっと・・・もっとだ。
吸いたい吸いたい吸いたい吸いたい吸いたい
吸いたい吸いたい吸いたい吸いたい吸いたい
吸いたい吸いたい吸いたい吸いたい吸いたい
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 15:02:51.12 ID:XeifeUgi0
どこだろう?
あぁどこだろうか?
どこが一番吸えるだろうか。
人間の水分がたくさん溜まっているところ。
血。
血管?
いや、まだだめだよ。
だってソースは必要だから。
あっ!
そうだ、そうだ。
おしっこの袋。
どうしようどうしようどうしよう・・・
亀頭がこすれて身を捩るほどの快感。
どうする
どうやってそこにたどりつく?
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 15:08:57.28 ID:XeifeUgi0
ξ゚⊿゚)ξ「あぁ・・・・っあぁぁぁぁああ・・・・」
大丈夫。
まだ気づかれてない。
今のうちに。
ツンから一歩離れるごとに身を捻っては
ツンのほうへ歯噛みする。
10日ぶりの食料。
理性が手順を必要としていても、
本能は飢えた獣のごとくだ。
自分の右手をかじる。
無意識で人差し指が爪の真ん中辺りから
引き千切られる。
壮絶な痛みと甘露。
大丈夫、取ってくるだけだ。
時間はそんなにかからない。
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 15:18:35.13 ID:XeifeUgi0
結局たどり着いた頃には人差し指は
無くなっていた。
これでちゃんと握れるだろうか?
大丈夫だ。
親指と中指で強く掴めばいい。
大丈夫。
大丈夫。
さぁ戻ろう。
ご馳走だ。
10日ぶりのご馳走だ。
( ^ω^)「!っお!!」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[まことに勝手ながら休憩します]:2007/07/07(土) 15:23:50.79 ID:XeifeUgi0
足元をとられて転びそうになった。
足元がぬるぬるする。
血だらけの右手でそれをすくって嗅ぐ。
あぁ、精子を垂れ流してしまっている。
おしっこのように精子を僕はずっと
逝き続けて垂れ流してしまっている。
これ以上零せない。
早く戻ろう。
じゃないときっと、散らかしてしまう。
このリビングにまでツンを持ってきてしまう。
あぁ、早く戻らなくちゃ。
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[まことに勝手ながら休憩します]:2007/07/07(土) 15:43:37.74 ID:XeifeUgi0
( ^ω^)「お"う"ぅあ"っ!!!」
ツン!ツン!ツン!
僕を待ってたツン!
さっきと変わっていた。
うな垂れていた。
小さな背中をこっちに見せて。
抱きついた。
振り返って。
僕を刺した!!!!
( ^ω^)「お"あ"っあぁあああっ!!!!!!!」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 15:45:33.28 ID:XeifeUgi0
ξ゚⊿゚)ξ「いやああああああああああああああ!!!!!!!」
どうしたの?
そんなにおびえないでほしいな。
大丈夫だよ。
ハサミはそんなに深くささらない。
痛いし血もたくさん出てるけど。
大丈夫だから。
ね?
ξ゚⊿゚)ξ「ごな"ぃ"でぇえええええええ!!!!!!」
大丈夫。
大丈夫。
大丈夫。
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 15:50:04.67 ID:XeifeUgi0
ξ゚⊿゚)ξ「いぎぃっ!いぎああああああああ”あ”あ” あ” あ”あ”あ”あ”あ”あ”」
途切れることなく叫び続けるツン。
肺活量がたくさんあるんだろう。
でもそんなに力を入れると、
すごく斬りづらい。
でも・・・
ξ゚⊿゚)ξ「うげぇっ、うげぇっつっげええええええぇ”ぇ” え” え”え”え”」
あぁ、もったいないもったいないもったいない
( ^ω^)「んんっんんっっ!!!!」
あぁ、おいしいな。
すごくおいしいな。
おしっこおいしい。
少しこぼれちゃったけど。
すごくおいしいよ。
ツン。
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 15:59:55.62 ID:XeifeUgi0
ξ゚⊿゚)ξ「んぎゃ”ぃ”!!!!!いぎゃっ!!!!いぎゃああひゃびゃばあああああ!!!」
あぁ、綺麗な卵みーつけたー!
梅雨の季節で生卵はダメなんだけど・・・
いいよね?
一個くらいならね。
じゃぁ、
いっただっきまーす!!!!
( ^ω^)「おっおっおっおっ、ん”まいおっ!!!!」
凄い歯ごたえだ。
っと、あやうくもう片方も食べちゃうとこだった。
これは少し茹でて塩で食べよう。
うん。
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 16:01:45.66 ID:XeifeUgi0
ξ゚⊿゚)ξ「も”ぅ”・・・も”うや”めて”・・・・」
( ^ω^)「ん?どうしたんだお?ツン。」
ξ゚⊿゚)ξ「げぼっ!げぶっ!・・・もう”・・・や”め”て”・・・・・」
( ^ω^)「ごめんお。」
僕はなんて事を・・・
ξ゚⊿゚)ξ「え”?え”?・・・あ”・・・あ”・・・り”が”・・・・・」
( ^ω^)「次はおっぱいいくお?」
もっと浅く広く楽しまなくちゃね。
ツンにとても失礼だった。
あますとこなんて。
ツンにはありはしない。
ξ゚⊿゚)ξ「!!!!い”や”っ”!!!!!!!いぎゃ!!!!!いぎっ”!!!」
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 16:07:40.46 ID:XeifeUgi0
スープと卵を食べたらまた立ってきたな。
栄養たっぷりだもんね。
あぁ、入れたい。
ツンに。
あぁ、入るよ入るよ。
( ^ω^)「ほらツン、さっき卵とるとき破っちゃった膣壁から息子がこんにちわしてるお。」
( ^ω^)「おっおっおっ!かわいいお!」
どうしよう。
食欲と性欲。
うーん。
二つ同時にやろう。
( ^ω^)「ムシャムシャ、おっおっ!」
ξ゚⊿゚)ξ「う”ごぐごっ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ” お”」
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 16:14:01.56 ID:XeifeUgi0
( ^ω^)「おっおっおっおっ!いぐお”いぐお”いぐお”ぉぉぉ”!!」
ξ゚⊿゚)ξ「げぇ”っ”げぶぉ” げぇ”っ”!!!!」
うん、すっきりした。
っと、そうだ。
( ^ω^)「まだ残ってるかお。」
大分水が濁ってて見えにくい。
腸のぬめりのせいで形あるものはすぐ滑って手から落ちちゃうし。
うーん・・・
ないかなぁ・・・
( ^ω^)「おっ!あったお!ほらツン?」
僕はツンにそれを見せる。
コレで夢がひとつ叶うな。
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 16:18:19.78 ID:XeifeUgi0
かあちゃんとツンと僕。
でも僕2本ないしな。
そうか、かあちゃんは別にソコ以外いらないな。
ツンはまだ大分残ってるから切り取るの大変だし。
うん、ちょっと歪になったけど
なんとか輪にして切れ取れた。
じゃぁ早速。
まずはかあちゃんのを貫くお。
( ^ω^)「おっおっおっ。」
で、そのままツンのへ。
( ^ω^)「これはすごいお。かあちゃん、ツン気持ちいいお!?」
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[嘘だバーロー餓死しろ]:2007/07/07(土) 16:36:55.90 ID:XeifeUgi0
( ^ω^)「おおっおおっおおっ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「ぅ”ぐが・・・・・がっ”・あ”・・・・」
ツン、気持ちよすぎて声が出ないんだ。
もっともっともっと激しくしてあげないと。
と、かあちゃんのを少しさぼちゃってた。
かあちゃんも気持ちよくしてあげないと。
あ、かあちゃんのお豆さんめくれあがってる。
擦ってあげなきゃ。
( ^ω^)「おっおっ、どうだお?かあちゃん気持ちいいかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・・・」
あっ、今度はツンをわすれてた。
なかなか3Pは難しい。
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 16:37:13.55 ID:XeifeUgi0
( ^ω^)「おっ!これはかつてないおごっ!いぐお”っ”!!!」
あぁ、止まらない。
精液止まらない。
少し黄色く染まっていく。
あぁ、止まらない。
( ^ω^)「うごごぉ”!」
お腹減った・・・
( ^ω^)「お待たせだおツン。」
はじめてだけどできるかな。
ドキドキしてる。
アイスピックで大丈夫だよね?
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 16:40:02.22 ID:XeifeUgi0
ξ゚⊿゚)ξ「ごっ”!がっ”!!!ごごっ”!!!!ごがっ”!」
やっと開いた。
あとはこのストローで。
( ^ω^)「ずるっる!!ずりゅっ”!ずぞぞっ”!」
口の中に広がっていく仄かな甘み。
ウニにそっくりだけどそれでいてクセがない。
綺麗なピンク色も食欲をそそる。
このまま一気飲みしちゃおうか。
少しもったいないけど。
すごく
おいしい。
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 16:44:00.45 ID:XeifeUgi0
ξ゚⊿゚)ξ「うげぎょ・・・うげ・・・・ぐっ”・・・」
ツンも啜られてるのがわかるのかな。
右目だけ白目向いちゃって
凄く気持ちよさそう。
右の唇もピクピク痙攣してる。
あぁ、かあちゃんにもやってあげればよかったな。
( ^ω^)「ずぞぞぞっ!!ずずり”ぎゅ”!ずぞっ”!」
ξ゚⊿゚)ξ「げひょ・・・・・・・うげ・・・・ギギギ!」
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 16:52:30.69 ID:XeifeUgi0
( ^ω^)「ふぅ・・・」
お腹いっぱい。
嘘。
まだ6分目ぐらい。
でも考えてやらないとな。
また10日間も断食なんて御免だしね。
あぁ、かあちゃんは少し一度に食べ過ぎちゃった。
浴槽で煮たスープもこの時期だからすぐ悪くなっちゃったし。
せめてツンはこれから1週間くらいもつようにしなくちゃ。
そうだ冷凍にしよう。
これはいい案だ。
( ^ω^)「ね、ツン。」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・・・。」
絶頂で失神しちゃったのかな。
しょうがないな。
でもゆっくりおやすみツン。
さて、と・・・もう少しだけ食べようかな。
最近視力悪くなってきたからDHAも取らないと。
164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 16:55:52.38 ID:XeifeUgi0
こんにゃくゼリーの要領で
( ^ω^)「んーっ!」
一気に食べちゃうと喉に詰まっちゃうから
吸い出してはかじらないとね。
ん、おいしいけどやっぱり角膜は食感が悪いな。
もったいないけど出しちゃおう。
( ^ω^)「んべっ。」
あと一口。
( ^ω^)「んーっ!」
よし今日はここまでにしておこう。
ツンが悪くなっちゃうことだし。
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 17:01:39.58 ID:XeifeUgi0
さてとそれじゃ解体しようかな。
えーと、さっきは牛刀とアイスピックしか持ってこなかったんだっけ。
ローストビーフ切るときのギザギザが必要だな。
( ^ω^)「WAWAWA忘れ物~」
あったあった。
よし、あとはサランラップと新聞紙っと。
耳鳴り?
今凄くキーンと。
ピンポ~ン♪
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 17:05:02.96 ID:XeifeUgi0
静寂。
誰だ。
誰だ。
誰だ。
誰だ。
もう時間はPM8時を過ぎてる。
こんな時間に来客なんて。
誰だ。
誰だ。
誰だ。
誰だ。
かあちゃんの友達?
ここ何年もうちに来ているのを見たことがない。
誰だ。
誰だ。
誰だ。
誰だ。
178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 17:07:40.23 ID:XeifeUgi0
僕の友達・・・
('A`)(´・ω・`)
二人しかいない。
来る確立は少ないけど来ないとも限らない。
僕はもう2週間以上学校を休んでるし。
でも何の連絡もなく来た。
いやいやいや、ツンもだ。
静寂。
誰だ。
('A`)?
(´・ω・`)?
・・・
・・・
警察?
182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 17:10:09.78 ID:XeifeUgi0
ぴんぽ~ん♪
陽気でいて無機質なチャイム。
僕を誘っている。
だが今僕は血まみれだ。
出て行くわけにはいかない。
静寂。
フローリングにミシリと音が立つ。
汗が零れる。
いや、これは血?
いやどっちでもいい。
兎に角
誰なんだ。
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 17:12:39.83 ID:XeifeUgi0
あれからどれぐらいたったのかな。
1時間?2時間?
いや時計はまだ15分ぐらいしか過ぎていない。
あれからチャイムの音はない。
帰ったか。
( ^ω^)「焦ったお。」
さて、誰かさんも帰ったことだし。
ツンの元に戻ろう。
きっと寂しがってる。
192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 17:15:25.94 ID:XeifeUgi0
( ^ω^)「ツン、おまt」
心臓が飛び跳ねるように鼓動を早める。
まさか。
そんなはずはない。
だってかあちゃんは溶けちゃってるし。
ツンは相変わらず眠っている。
そして僕には見に覚えがない。
つまりこの中では誰も。
決してありえない。
そんな、
浴室の窓が 何 故 開 い て い る
199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 17:18:05.64 ID:XeifeUgi0
ミシリ
遠くでフローリングが軋む音がする。
ドクン
言い聞かせても心臓は更に強く鼓動を刻む
ミシリ
梅雨の水分を吸って家の木材が膨張している
だからこの音はただの家鳴り
ドクン
限界まで高まった鼓動のかわりに今度は尋常じゃない汗が噴出す
ミシリ
だから
これは
この音は
222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 17:31:19.41 ID:XeifeUgi0
( ^ω^)「だ、誰だお!!」
返事は・・・ない。
本当は声を出して返事がなかったらやはり
ただの家鳴りだと信じ込もうとしていた。
TVで怖い話を聞いたあとそうするように。
だけど
やっぱり居る。
音が近く、近くなってきている。
ミシリ
居る。
ミシリ
居る。
ミシリ
( ^ω^)「うあ・・・うぁっ・・・」
225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 17:34:04.63 ID:XeifeUgi0
隠れないと。
隠れる?
どこに?
廊下には戻れない。
近づいてきてる。
もう廊下にいるのかもしれない。
あぁ誰か、誰か助けて・・・
ツン・・・かあちゃん・・・
かあちゃん・・・
あった
唯一の場所
湯船
( ^ω^)「はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」
230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 17:36:36.27 ID:XeifeUgi0
ゆっくり
水音を立てないように
ゆっくり
さっきのストローで
息を確保する
ヴォーン
耳鳴りがする
違う
ヴォーン
フローリングが軋む音が
水中を通して響いてくる
ヴォーン
235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 17:40:22.04 ID:XeifeUgi0
・・・・・
音が消えた。
聞こえるのは僕の鼓動の反響音
ドックン
ドックン
ドックン
やはり音が消えた。
鼓動の音しか聞こえない。
僕の思ったとおりただの家な
バタンバタンバタンバタン
( ^ω^)「!!!!!!!」
何だ
何の音だ
ドンドンドンドンドン
ドンドンドンドンドン
ドンドンドンドンドン
ドンドンドンドンドン
わからない
何の音なんだ
242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 17:46:36.78 ID:XeifeUgi0
あぁ、何をしてるんだ
うぅ、何を何を何を何を
音が止んだ
待て、今音はどこから聞こえた
横?下?
違う
音は真上から聞こえていた
本当にどういうことなんだ
ドンドンドンドンドンドン
ドンドンドンドンドンドン
ドンドンドンドンドンドン
リズムを刻んで叩く音
叩く?
何を?
上には何もない
浴槽は口を広げているはずだ
ドンドンドンドンドンドン
ドンドンドンドンドンドン
ドンドンドンドンドンドン
じゃぁ何を叩いているんだろう
何もないのに叩けるはずが
( ^ω^)「!!!!」
253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 17:52:49.13 ID:XeifeUgi0
暗闇だった。
気づいた時にはもう終わっていた。
僕は水面と天井の僅かな隙間に顔を浮かべている。
そして残り僅かな酸素を消費している。
かあちゃんと一緒に。
かあちゃんはもう息をしないけど。
何故こうなったんだろう。
誰が。
誰が何のために。
いくら考えてもわかるわけがない。
そして二度と確かめようもないんだろう。
だって。
天井はびくともしない。
もう死ぬしかない。
262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 17:55:27.76 ID:XeifeUgi0
ツンおいしかったな。
せっかくたくさん残しておいたのに。
誰かのせいでもう食べられない。
それどころか僕も死ぬ。
( ^ω^)「あぁ・・・」
僕はクルリと向きをかえて水面に顔をつける。
その時足に何かあたった気がした。
ジャリジャリ
鎖?
たぐりよせてみる。
スポンッ!
268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 17:59:37.88 ID:XeifeUgi0
ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
これは。
どう考えても排水されている。
助かる。
と思ったのも束の間すぐ排水音は消えてしまったみたいだ。
よいしょ。
手を伸ばす。
これはかあちゃんの・・・
手にしたそれをズルズルと引き摺ると
また排水をはじめた
と思ったらまたすぐに排水が詰まってしまう。
そうだ。
形のあるパーツがたくさんあるから詰まるんだ。
食べよう。
少し悪くなってるけど。
275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 18:03:37.30 ID:XeifeUgi0
( ^ω^)「おっぇおっぇぇえ”おっおっ!」
餌付きながらかあちゃんのパーツを減らしてゆく
( ^ω^)「おええ”おっぇえ”おっ!」
どれほどそうしていただろうか。
手で周りを探る限り詰まりそうなパーツはもうない。
( ^ω^)「これで、最後だお。」
詰まっていた肉片を抜き取ると口に運ぶ。
( ^ω^)「おえ”ぇ”おむおむおむ。」
今にも戻しそうだ。
だけど湯船の水は流れていっている。
やった。
どんどん減っている。
そしてついに水は全て流れてくれた。
280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 18:06:38.57 ID:XeifeUgi0
( ^ω^)「やったお!これで・・・」
これで・・・これでどうなるというんだろうか。
水は無くなった。
排水溝からの隙間で酸素は確保できた。
でもそれだけじゃないか。
僕は一体何を・・・
( ^ω^)「うっぷ・・・う・・・エロエレエロエレエロ!!!」
さっきがんばったのに。
全部戻してしまった。
かあちゃん。
286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 18:09:56.74 ID:XeifeUgi0
脱出。
考えるだけ無駄なんだろう。
湯船の天井はとてもじゃないが壊れそうにない。
分厚い木の板。
この拳を打ち付ければ間違いなく自分の方が壊れるだろう。
( ^ω^)「助けてお・・・」
まだそこにいるかもわからない、この所業の本人に。
( ^ω^)「助けてお・・・助けてお・・・助けてお・・・」
何度も何度も懇願する。
何度も何度も。
293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 18:17:08.90 ID:XeifeUgi0
「....ぃ.............ぉ.......」
今、微かに声が・・・
「.....ぉ..........ぁ.........っ..」
何かしゃべってる。
僕は一層声を上げて懇願する。
( ^ω^)「たすけてお!たすけてお!お願いですお!もうやめてくださいお!」
板の向こうの人間も何かしゃべっている。
だけど何を言ってるかまでは聞き取れない。
だから僕が精一杯声を出すしかなかった。
( ^ω^)「助けてくださいお!!!なんでもしますお!!!!だからもうやめてくださいお!!!!!」
「..........わ....った.......」
わった?
わかった?
今確かにそう、聞こえた。
助かる!!!
あぁ助かるんだ!!!!
474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[つい寝てたしまいましたすいません]:2007/07/07(土) 22:18:26.45 ID:XeifeUgi0
「・っ・・・は、ぁ・・・風呂。」
声が少し大きくなって聞こえた。
はぁ風呂?
なんだろう。
はぁ風呂。
ヴィイイイイイイイイイイイイイイイ
今度はモーター音だ。
一体何をしよっていうんだろう。
まさかこのまま浴槽ごと貫かれる?
いやいやいやいや。
まさか、ね。
475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[つい寝てたしまいましたすいません]:2007/07/07(土) 22:18:43.49 ID:XeifeUgi0
ズゾォオオオオオオオオオオンズゾォオオオオン
上だ!
削る音。
まさか天井に穴を?
いやだ止めて。
刺さったらどうしてくれるんだ。
いやだいやだいやだ。
ズゾゾゾオオオオオンズゾゾゾゾゾン
開いてる。
もうソコまで開いてる!
あぁ、何をするんだ。
やめて。
痛いのはいやだ!
476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 22:19:01.76 ID:XeifeUgi0
ボコッ、ヒュインヒュインヒュインヒュインヒュイン
予想に反してそこまで深く穿ってこなかった。
ドリルだってそんなに長いものじゃないのか。
それよりどうだろう。
ぽっかり明いた穴。
浴槽の右側にぽっかり。
これで何をするっていうんだ。
でも久しぶりに見た光。
あぁ、恋しい。
僕は右目を必死になってその光に覗き込ませていた。
ん。
また急に暗くなった。
栓でもしたのかな。
ん、冷たっ
477 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 22:19:15.97 ID:XeifeUgi0
( ^ω^)「あ”づうう”う”ぅ”ぅ”う”う”っ”!!!!!!」
右目が焼ける!
あぁ、右目が焼けてゆくのが右目で見える。
熱い、熱い、熱い、熱い、熱い、熱い、
熱い、熱い、熱い、熱い、熱い、熱い、
熱い、熱い、熱い、熱い、熱い、熱い、
熱い、熱い、熱い、熱い、熱い、熱い、
お湯?
いやこのへばりつくような液体
油?
油を注入されてる?
( ^ω^)「がっ”!?あづぅ”ぅ”っ”!!!!!!!」
どんどん穴からは液体が入ってくる。
大変だ。
はやくさっきもどした肉片達を消化しないと。
油で揚げられちゃう。
482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 22:23:47.22 ID:XeifeUgi0
( ^ω^)「お”あ”ぁ”ぁ”!!!う”げげお”ぇえ”ぅ”っ”!!!」
両手で掻きこむに食べる。
腐った肉を酸っぱいゲロで。
あぁ、あんなに美味しいと感じたのに。
今じゃ更なる嘔吐を招くだけの存在。
ドボボボボボボボボボ
油は容赦なく降りかかってくる。
右足全体はもう火傷で爛れていることだろう。
だけどまだ大丈夫だ。
はやくこの腐ったかあちゃんをたべて
排水溝からながしてやれば。
486 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 22:27:25.13 ID:XeifeUgi0
ズズズズズズズッ
やった。
やっと流れ出した。
これで揚げられなくてもすむ。
もう右足は捨てよう。
右足だけで済んでよかった。
そう考えるんだ。
あれ、油が止まってる。
もう終わったのか。
ヴィイイイイイイイイイイイイイイイ
はは、もう勘弁してくれ。
492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2007/07/07(土) 22:30:31.37 ID:XeifeUgi0
2個目の穴。
今度は丁度真ん中あたり。
あぁ、どんなにスペースを詰めても右肩に丁度垂れる感じだ。
ダイエットしとけばよかったな。
10日間の断食なんて多少お腹はへっこむけど
全体的な肉つきはぜんぜん変わってない。
もう光を望む勇気はない。
声が情けなく漏れるだけだ。
( ^ω^)「ぶひぃ”!・・・・・ぶひぃっ”っ”!」
765 名前:1[]:2007/07/08(日) 16:49:16.59 ID:dKVdqpa00
/\___/\
/ / ヽ ::: \
| (●), 、(●)、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | < ま~た始まった
| ,;‐=‐ヽ .:::::| \_______
\ `ニニ´ .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\
あぁ、右半身が焼かれてゆく
意識がもう持たない
だけど今意識を失ったら
だめだ
本当に死んでしまう
いや、このままでも死んでしまう
何か
何かないのか
穴を塞がなくちゃ
穴を
あぁ、いやだ
いやだけど
これしかもう・・・
777 名前:1[]:2007/07/08(日) 16:56:51.44 ID:dKVdqpa00
( ^ω^)「ぃ”ぎぎぎぎぃ”っ”!!!!!!!」
もう右半身はダメだ
ならこの肉を
この肉を詰めてやる!
( ^ω^)「ぃ”い””ぎぎぎぃ”っ”がっ”!」
あぁ、痛い
でも引きちぎらなきゃ
まずは指を全部
あぁ、こんなことなら人差し指食べちゃうんじゃなかった
四本
これでなんとかひとつの穴は塞げる
( ^ω^)「っ!」
782 名前:1[]:2007/07/08(日) 17:00:35.75 ID:dKVdqpa00
あぁ、落としてしまった
ゲロの中
手が滑る
もう使える手は左だけ
うまく掴めない
とりあえずほかの3本は落とさないように
先に詰めておこう
( ^ω^)「な、なんとか収まったお。」
ヴィイイイイイイイイイイイイイイイ
あぁ、やめてくれ
やめてくれ
せっかく
せっかく塞いだのに!
914 名前:1 ◆LMjiH3c6TI [プロキシ制限wwww]:2007/07/08(日) 21:17:52.26 ID:q7Fw82WWO
ズゾゾゾオオオオオンズゾゾゾゾゾン
よかった
塞いだ所じゃない
いや、よくない
また新しい穴だ
どこだ
今度はどこなんだ
わかってる
今度は左に開けるんだろう
せっかく塞いだのに
せっかく・・・
923 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 21:22:56.64 ID:q7Fw82WWO
やっぱり
やっぱりやっぱりやっぱり
やっぱりやっぱりやっぱり
やっぱりやっぱりやっぱり
今度は左が揚げられる
向きも変えられるほどスペースもない
なんで
努力なんてひとつも役に立たない
少なくともここでは無駄だ
このまま左までやられたら
今度こそ本当に意識が
いやもう死んでしまうかもしれない
なにか考えるんだ
なにかなにかなにか
なにかなにかなにか
なにかなにかなにか
( ^ω^)「なにも・・・ないお・・・・・。」
929 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 21:27:48.62 ID:q7Fw82WWO
( ^ω^)「があ”あ”あ”っ”!!!!ん”ぎぃ”ぃ”い”い
”い”!!!!!!!」
もう駄目なのかな
もうこのまま
もう耐えられないから
死んでしまおうかな
心残りはある
ツン
まだたくさん
たくさんたくさん
食べられるところがあった
かあちゃん
まだツンと
たくさんたくさん
3Pしたかった
それに僕をこんな目に
あわせてるのはいったい誰なんだろう
あぁ、意識が
意識が遠のく
少しだけ
僕の揚がる匂いが
おいしそうだな・・・
934 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 21:35:24.02 ID:q7Fw82WWO
「そろそろいいか・・・」
俺はもう残り少ない油を見ながら呟く
「だが、足りないまだ全然だ・・・」
そう油で可愛がってやるのはこの辺でいい
次の段階だ
全部で108段階
序の序
「ふしゅるるる」
あぁ、笑みが零れてしょうがない
内藤ホライゾン
おまえは
知ることになる
946 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 21:46:15.13 ID:q7Fw82WWO
( ^ω^)「う”あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”あ”!!!!!」
熱い熱い熱い熱い
熱い熱い熱い熱い
熱い熱い熱い熱い
熱い熱い熱い熱い
熱く・・・ない?
なんで
それにここは明るい
だけじゃなく僕の部屋
そしてベッドの上
布団までかかってる
おかしい夢なのか・・・
全部夢・・・
確かめよう
とりあえず一階
浴室に行けばいい
950 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 21:48:29.03 ID:q7Fw82WWO
( ^ω^)「?布団が・・・張り付いてるお・・・」
立ち上がっても布団は体から滑り落ちない
接着剤でもついてるのか
とりあえずはがそう
ビチッビチチュッ・・・
皮膚が
ぐじゅぐじゅの皮膚が
一緒に剥がれていく
中から少し黒ずんだ肉も見える
体液が乾燥して
布団がはりついている
でも痛みはない
神経が死んでしまっているのか
わかるのはやっぱり夢じゃなかったってこと
そしてまだ終わってないこと
954 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 21:54:39.05 ID:q7Fw82WWO
「おきたようだな」
誰だ
僕のKENWOODのスピーカー
かあちゃん
僕の高校祝いに買ってもらった
「どうした?剥がさないのか?動きづらいだろう?」
そうか
こいつだ
僕を浴槽に閉じ込めて
穴から油を垂らして
( ^ω^)「誰だお?」
聞いてみた
だけど本当はどうでもいい
こいつを
食べてやらずに
殺してやる
絶対
962 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 22:09:44.77 ID:q7Fw82WWO
「そのままでも俺はかまわない。だが・・・」
ぼごぉっ!
( ^ω^)「っ!!!!!!!」
ドグンッ!ドグンッ!ドグンッ!
ドグンッ!ドグンッ!ドグンッ!
ドグンッ!ドグンッ!ドグンッ!
動けない
扉が急に破れた
動けない
鼓動だけが痛いぐらい高鳴る
目の間にいる
これはいったいなんだ
人?
部屋の天井に頭が擦ってる
斧?
何に使うんだ?
金髪?
ツン!!!?
「逃げ切れるのか?」
971 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 22:16:05.00 ID:q7Fw82WWO
/\___/ヽ ヽ
/ ::::::::::::::::\ ぐ
. | ,,-‐‐ ‐‐-、 .:::| お
| 、_(o)_,: _(o)_, :::|ぉ”ぉ”
. | ::< .::|お”ぉ”
\ /( [三] )ヽ ::/お”お”
/`ー‐--‐‐―´\
耳が痛い
なんなんだこいつは
それより
ツン
頬はバターでソテー
鼻は野菜炒め
残りは煮込んでスープに
( ^ω^)「お”お”ぉ”ぉ”ぉ”お”お”!!!!!」
許せない
許せない
許せない
許せない
許せない
許せない
ツンが
ツン痛んでしまう!
973 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 22:17:45.61 ID:q7Fw82WWO
「なんだやる気なのかソイツと。」
( ^ω^)「すぐ・・・おまえだお。」
ツン
すぐに食べてあげるから
もう少しだけ待ってて
( ^ω^)「あ”あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”あ”!!!!!!」
思い切って布団を剥ぐ
一緒についてきた筋肉と血管が
ところどころ跳ねて体から垂れる
「やれ。」
/\___/ヽ ヽ
/ ::::::::::::::::\ ぐ
. | ,,-‐‐ ‐‐-、 .:::| お
| 、_(o)_,: _(o)_, :::|ぉ”ぉ”
. | ::< .::|お”ぉ”
\ /( [三] )ヽ ::/お”お”
/`ー‐--‐‐―´\
980 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 22:31:28.46 ID:q7Fw82WWO
ツンにかぶり付く
そしてすぐに離れる
武器がない
血が足りない
さっきは強がったけど
コイツは倒せない
だけど見たとおりの鈍さで助かる
だから先に
ツンにかぶりついて
引きちぎって
離れて
咀嚼する
988 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 22:34:29.62 ID:q7Fw82WWO
まずは耳
コリコリしてる
豚のミミガーなんかより
ずっとずっとおいしいなぁ
ブンッ!
あぶない
右腕に斧がかすった
いや動かなくなってる
けっこうきられたのかな
でも右をいくらやられようと
指もないから問題ない
右を盾にしよう
そしてツンをたくさん食べたら
逃げよう
94 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 23:02:30.84 ID:q7Fw82WWO
あぁ、そんなにツンを振り回さないでくれ
ツンの中身もたくさん零れてしまう
ビチャッ!ビヂャヂャ!!
もったいない
もったいない
もったいない
もったいない
( ^ω^)「あぅっ!ずじゅ、ずじゅるるる!」
ブジュゥ!
よく切れない斧だな
肩にめり込んだだけだ
そんなもので僕の食欲はおさえられない
( ^ω^)「ん”むぅ!ずじゅるじゅるじゅるる!」
121 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 23:47:20.80 ID:q7Fw82WWO
「つまらんな・・・」
もうダッディに殺されるだけだろう
もっともっと段階を踏んで
遊びたかったんだが
仕方がない
123 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 23:48:32.51 ID:q7Fw82WWO
( ^ω^)「あぁ!おいしいお!!!あいしいおおお”お”お”
!!!」
グヂュ”!!
あぁ今度は左肩
もういいもういい
啜えるだけ啜ってやる
おいしい
おいしい
ツン
ツンの俳世物まで
すごくおいしいよ
口と鼻ですする
すごくいい香りだ
すごい歯ざわりだ
奥歯で腸を咀嚼しながら
鼻で擦ったツンの体液を
ソースにする
咳き込みながら
嘔吐しながら
124 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 23:49:05.69 ID:q7Fw82WWO
「おい、ダッディ・・・もういい。帰るぞ。」
/\___/\
/'''''' ''''''::\
|(◎), 、(◎)、.| わ”、わ”がった”
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .:|
| `-=ニ=- ' .:::::|
\ `ニニ´ .:::/
/`ー‐--‐‐―´\
ドスンドスンドスン
足元が遠ざかっていく
どういうことだ?
いや、もうどうでもいい
もうどうでも・・・
あぁ、ツンがおいしい・・・
127 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 23:51:38.14 ID:q7Fw82WWO
(>^ω^)「お腹・・・へったお・・・・・」
あれからもう20日も経つ
かあちゃんを食べた
ツンを食べた
かあちゃんを犯した
ツンを犯した
かあちゃんとツンを
同時に犯した
浴槽に閉じ込められた
油で揚げられた
巨人に両腕を壊された
ツンを完食した
128 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 23:52:06.75 ID:q7Fw82WWO
色々あった
酷いこと?
された覚えはあるけど
した覚えはない
だからもう僕は死ぬけど
かあちゃんとツンと同じ天国に行ける
もうすぐ行くよ
また天国で
(>^ω^)「いただきます、だお・・・」
・・・・・
・・・
・
~( ^ω^)が餓死するようです~ 完
130 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 23:53:10.29 ID:q7Fw82WWO
1 ◆LMjiH3c6TIの次回作に期待しないでください><
本当にありがとうございました。
次回作
~( ^ω^)と空と大地の間に~
大学院で考古学を専攻する兄を不慮の死で失った青年ショボン
。
彼は大学の旧図書館で一冊の古びた本を手にする。
そこには今は亡き、砂と消えたある王国の歴史が仔細に書かれ
ていた。
そこで彼は一つの単語、そして添えられていた5枚の写真に目
を奪われる。
不老不死。
200年、何一つ変わらぬ風貌でそれぞれの写真に写り、紹介さ
れている一人の王。
青年は歩き出す。
期待を胸に。
不老不死を持つ砂漠の王のもとへと。
*この作品の存在はフィクションです。
136 名前:1 ◆LMjiH3c6TI []:2007/07/08(日) 23:55:41.17 ID:q7Fw82WWO
あとがき
ごめんね
たっちゃんgdgdでごめんね
もっと力をつけてから書くね
みんな、お付き合いありがとう
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